【福島記念2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

福島の伝統の一戦「福島記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

アラタ(牡5、和田勇介厩舎)

11/9(水)美浦・南W(良)6F85.2-5F69.0-4F54.1-3F39.4-1F12.3(馬なり)

美浦の南Wで2頭併せ。併せ馬を大きく追走し、前を目標にするかたちで前半は折り合いに専念。直線序盤でも差は開いていましたが、仕掛けられると一気に脚を伸ばして1馬身交わして先着。ゴール後も伸びており、余裕を持ちながらも鋭く伸びやかなフットワークを見せてくれました。1週前は大野拓弥騎手を背に南Wで3頭併せを先行し、一杯に追われて6F82.4-1F12.0をマークし、併せた2頭をおさえて最先着を果たしました。先週は後ろに馬を置いておさえきり、最終は前を目標に差し切ってと違う形でいずれも先着できている点は好感が持てる内容。仕上がりに関しては万全と見て良さそうです。

ベレヌス(牡5、杉山晴紀厩舎)

11/9(水)栗東・坂路(良)4F52.7-3F38.7-2F25.3-1F12.3(馬なり)

栗東坂路で単走。しまい重点に追われ、外ラチ沿いを手応え良く駆け上がりラスト1Fは12秒3をマークしゴール。バタバタとした走りは評価が分かれそうなところですが、追い切りは普段からよく動く馬で、500kgを優に超える大型馬が元気一杯に走る姿は迫力満点。闘志が伝わってくる良い動きと見ます。1週前はCWコースで3頭併せを行い、一杯に追われて最内から力強いフットワークで伸びて1頭に3馬身先着、もう1頭と併入しました。併入した馬はエリザベス女王杯に出走するデアリングタクトで、この相手にここまで動いて併入した点は好感が持てます。1週前にしっかり動いた効果もあってか、最終もスイッチが入ったような迫力のある動き。逃げ馬候補でもあり、好状態なら警戒しておきたい1頭です。

フォワードアゲン(セ5、中野栄治厩舎)

11/9(水)美浦・南W(良)6F83.5-5F67.1-4F52.3-3F38.2-1F12.1(馬なり)

美浦の南Wで単走。コーナー手前の時点で手応えは良く、リズムの良いフットワークでコーナーをまわって直線も良いスピードを保ったまま伸びてラスト1Fは12秒1でゴール。大きく外をまわして負荷も軽めの内容でしたが、道中の気配や直線の手応えの良さは、馬の調子の良さが伝わるものでした。1週前は江田照男騎手を背に南Wで2頭併せを行い、6F81.9-1F12.1の好時計をマークし、追走した併せ馬をあっさり捉えて併入。終始余裕を持たせながらも全体時計は優秀で、ラスト1Fも12秒1と鋭く伸びており、好調ぶりが伝わる追い切りを消化しています。昨年秋から順位を落としていましたが、今年夏のSTV賞を快勝後は前走の新潟記念でも4着に善戦。目下充実期にあると見てよさそうです。