2歳重賞「東京スポーツ杯2歳ステークス」です。昨年の勝ち馬イクイノックスは今年の天皇賞・秋を快勝、一昨年の2着馬タイトルホルダーは今年の菊花賞を制し、その前の勝馬コントレイルはその後のホープフルSを制して三冠を達成。2017年の勝ち馬ワグネリアンは翌年のダービーを優勝するなど、過去の好走馬がクラシックや後のG1戦線で活躍しています。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
フェイト(牡2、矢作芳人厩舎)
新潟1800mのデビュー戦を5馬身差で快勝したフェイト。まだ仕上がり途中の段階という中、目一杯追わずしてメンバー上がり最速の脚で5馬身差の楽勝。今回と同じ左回りの1800m戦を経験済みという点もプラス材料になりますし、前走から手綱を握る福永祐一騎手は父リアルスティールの主戦も務めた騎手。デビュー2戦目で共同通信杯を制したコンビでもあり、父同様2戦目での重賞Vに期待が集まります。良くなるのはまだ先で今後の伸びしろが楽しみな一頭です。
ハーツコンチェルト(牡2、武井亮厩舎)
中京2000mのデビュー戦で8馬身の完勝を果たしたハーツコンチェルト。道中の折り合いはデビュー戦とは思えないほどスムーズに折り合い、直線早め先頭に立つと、軽く促された程度でメンバー上がり最速33秒9の脚で伸びて後続に8馬身差をつける圧勝。ラスト3Fのラップも11秒6-11秒0-11秒6の好ラップと文句なしの勝ちっぷりでした。前走の走りから、左回りで長い直線の東京はマッチする可能性大。引き続き好パフォーマンスが期待できそうです。
ダノンザタイガー(牡2、国枝栄厩舎)
前走新潟1800mの未勝利戦を2馬身差をつけ快勝したダノンザタイガー。新馬戦こそ2着でしたが、出遅れて後方からとなりながらも上がりはメンバー最速33秒5の末脚で0秒1差まで詰め寄る競馬。続く前走の未勝利戦は中団に付ける競馬で楽に抜け出し、33秒9の脚で伸びて2馬身差の完勝とパフォーマンスを上げてきています。終いの切れ味が持ち味で、東京コースを経験してすでに持ち味を活かす競馬ができている点も好材料。セレクトセールで2億9700万円の高値で取引された素質馬であり、今後の大きな舞台でも期待したい1頭です。