【加付式“連番の法則”】エリザベス女王杯など先週の回顧・検証

秋のGⅠシリーズ再開となった先週は、土日に4重賞が行われた。土曜には東京で「第27回 武蔵野ステークス(GⅢ)」が、阪神では「第57回 デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)」が行われた。また日曜には福島で「第58回 福島記念(GⅢ)」が、そして阪神では「第47回 エリザベス女王杯(GⅠ)」が行われた。

土曜、武蔵野Sではダート転向3戦目の単勝2番人気ギルデッドミラー(三浦皇成騎手)が、圧倒的1番人気レモンポップをハナ差差し切り、重賞初勝利。GⅠ3着をはじめ芝重賞では2・3着に甘んじてきたが、ダート転向で一気に才能開花した。同レースは2・3着「同枠・一組連番」決着。一方のデイリー杯2歳Sでは、3番人気オールパルフェ(大野拓弥騎手)が未勝利戦からの連勝で重賞初勝利し、「ALL連番」決着となった。

日曜は、福島記念で10番人気のユニコーンライオン(国分優作騎手)がマイペースの逃げ切りで、鳴尾記念以来の重賞2勝目。3着に入った1番人気アラタとの1・3着「同枠・一組連番」決着の10万配当となった。そしてGⅠエリザベス女王杯、勝ったのは4番人気ジェラルディーナ(C.デムーロ騎手)で前走での重賞初勝利から連勝で嬉しいGⅠ初制覇。父モーリス、母ジェンティルドンナの超良血馬の才能が、4歳秋に一気に開花した。ただ残念ながら、土日4重賞の中でGⅠの同レースのみ「法則外」決着に終わった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

11月12日
-東京阪神福島合計出現率(%)
ALL連番1(1)1025.6
一組連番7(3)5(1)8(5)2055.6
同番10012.8
合計968--
出現率(%)75.050.066.7--
11月13日
-東京阪神福島合計出現率(%)
ALL連番10125.6
一組連番6(1)86(2)2055.6
同番10125.6
合計888--
出現率(%)66.766.766.7--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週も3場、2日間計72レース。法則決着の内訳は、「一組連番」が計40レース、「ALL連番」が計4レース、「同番」が計3レース。「ALL連番」「同番」の好調モードが長らく続き目立ってきたが、先週は久しぶりに「一組連番」が確率メイン組を示した。高額配当面では、「100万超0回、10万超10回」と100万超こそ出なかったが、10万超としては3週連続好調となった。メインレースでも、土日6メインレース中3レースで10万超高配当を残した。

「一組連番」は、3週連続「同枠・一組連番」が好配当を演出。際立ったのは第3場「福島」で、土曜8回の「一組連番」中5回が「同枠・一組連番」。日曜には若干減ったものの6回中2回と2日間通して「同枠・一組連番」が好結果。土曜5回の「同枠・一組連番」の軸馬は、1番人気2回、2番人気3回とすべて1・2番人気との「同枠」で、5回中3回で10万超高配当となった。数こそ減った日曜にも、冒頭のメイン福島記念で1番人気と10番人気の「同枠・一組連番」で10万超えとなった。上位人気との「人気薄・同枠馬」での高配当を象徴する福島開催となった。

「ALL連番」は、前週に続いて通常モード4回となった。冒頭のGⅡデイリー杯2歳Sをはじめ、配当的にも、4回中2回の1桁万馬券と上位人気同志の「ALL連番」に終わり、我慢の週となった。次週以降の好調回復に期待したい。

「同番」も計4回と、回数的には復調とは言えなかった。ただ、前週同様「同番」の一番の魅力の高額配当は、先週も健在を示した。日曜東京メイン・オーロCでは、1番人気と12番人気の「同番」から3連複9.2万、3連単35万。また、福島の一般戦でも2番人気と14番人気の「同番」から3連複5.7万、3連単31万の好配当結果を残した。「一発回収モードは復調」したとみて良いであろう。回数的復調も期待しつつ挑み続けよう。

先週の「最終R」は全6回中5回の「法則決着」。法則外の1回は1.7万という低配当であったが、法則決着からは1桁万馬券2回の他、「5回に1回以上の10万超」として28万、30万と2回の好結果を残した。引き続き「連番の法則」を使って一発狙っていこう。