【東京スポーツ杯2歳S予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

ホープフルSへ向けた重要な前哨戦となる「東京スポーツ杯2歳ステークス」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ダノンザタイガー(牡2、国枝栄厩舎)

11/16(水)美浦・南W(やや重)5F66.7-4F51.4-3F37.2-1F11.9(馬なり)

美浦の南Wで2頭併せ。古馬オープンの僚馬コマンドラインを2馬身追走し、コーナーで内から差を詰めると、直線は鋭い反応と加速で一気に並びかけて良い手応えのまま併入。1週前は南Wで2頭併せを行い、しまい重点に伸びて強めに追われた古馬2勝のモーソンピークに半馬身先着。時計も5F65.6-1F11.4と好時計で、相手にも楽に先着と申し分ない動きと時計です。1週前でやや強めに追われて負荷をかけ、最終は軽めながらもしまいはしっかり速い時計で伸びてと、不安のない仕上がりを印象付けています。万全の態勢を整えていると見てよいでしょう。

ジョウショーホープ(牡2、新谷功一厩舎)

11/16(水)栗東・CW(良)6F84.6-5F69.7-4F54.9-3F39.1-1F11.7(強め)

D.レーン騎手を背に栗東CWで3頭併せ。3頭併せの真ん中で道中は折り合いに専念。直線序盤で横一線に並ぶと、手応え良く脚を伸ばして外の馬を交わし、最後は後ろの内から仕掛けてきた古馬1勝の僚馬ホワイトターフをアタマ差おさえて先着しました。時計は目立っていませんが、3頭併せの真ん中でスムーズに動けることが出来ており、追っての反応も抜群と好内容のパフォーマンスを披露しています。デビュー戦時の最終追いでは坂路4F50.8の好時計をマークしているような馬なので、すでに完成度は高い馬。今回は時計よりも動きの面で良化を見せてきたことから、高く評価したいと思います。

ガストリック(牡2、上原博之厩舎)

11/16(水)美浦・南W(良)6F84.9-5F68.5-4F53.8-3F38.8-1F11.7(馬なり)

三浦皇成騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。2歳未勝利の僚馬シャンボールを大きく追走し、直線はラスト1F11.7の脚で伸びて併入。霧が濃く序盤の動きは見れませんでしたが、しまいはキレのある脚さばきを見せて追走した相手に楽に併入しており、気配の良さを感じさせる動きです。前走のデビュー戦は追い切りでもフラフラするところが見られ、返し馬でも物見をするなど幼さや緩さが見られましたが、心身ともに上昇を感じさせています。前走はそれでもメンバー上がり最速33秒3の決め手を見せているのだから、素質の高さは十分。使われた上積みが見込める今回はどこまでパフォーマンスを上げてくるのか、楽しみにさせてくれる1頭です。