開催終盤の阪神コースで、週末は雨の予報。すでに外差し馬場へシフトしており、雨となればさらにその傾向も顕著となりそうです。
重馬場の適性も考慮するなら、狙いたいのはソウルラッシュです。重馬場の中山で行われた春興Sと、稍重の阪神マイルで行われたマイラーズCを制しており、タフな馬場は苦にしないタイプ。
とくに今回と同じ舞台で行われたマイラーズCは好内容で、レースは2~4着までが4コーナー時点で3番手以内だった馬という前残り決着でしたが、これを4コーナー13番手という後方の位置から突き抜けたのは圧巻でした。
前走の富士S・2着は、秋初戦で斤量の差なども考えれば悲観する事ではありませんし、2走前の安田記念・13着も、直線どん詰まりの不利があり度外視していい内容です。
前走では高速馬場にもしっかり対応してきたので良馬場でも十分狙えそうな馬ですが、時計が掛かった中でも良さを出している馬ということで、ここでも高いパフォーマンスが期待できそうです。ということで本命はソウルラッシュです。
続いて対抗馬ですが、今年は上位拮抗でオッズが割れそうな気配十分。馬場も雨の影響でタフになるなら伏兵馬にも上位進出の余地は十分ということで、今回はオススメの穴馬を1頭紹介したいと思います。その馬は昨年の5着馬・ホウオウアマゾンです
稍重のマイラーズCではソウルラッシュの2着に粘り、年末の阪神で行われた阪神カップでも2着、雨で重馬場となったアーリントンC優勝と、タフ馬場の阪神での好走実績は最上位と言っていいでしょう。
前走のスワンSは1番人気ながら10着敗退と期待を大きく裏切るかたちにはなってしまったものの、スタートで出遅れてしまった影響が響いてのもので、力負けという印象はありません。
馬体重も前走が過去最大で重たそうな気配でしたが、この中間はCWコースで長め7Fを連発しており、力を出せる馬体には仕上げられてきています。また、前走の鞍上はテン乗りだったC.デムーロ騎手との新コンビでしたが、乗り慣れている坂井瑠星騎手に手綱が戻る点も好材料です。
今年は先行勢の中の有力馬ソダシにマークが集中しそうで、前にとって厳しい競馬を強いられそうな気配十分と狙いにくい一面もあります。ただ、重馬場なら速い上がりを使えない先行馬が相対的に浮上してくるはず。重馬場適性とコース適性が上位のホウオウアマゾンなら、残してくれる可能性は高いと見ています。近2戦の二桁着順連敗で人気も落ちるなら逆に妙味もあり、狙い目の1頭となりそうです。
ということで今年のマイルCSは本命ソウルラッシュ、穴馬にはホウオウアマゾンを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。