日本の調教馬ではじめてUAEダービーを優勝したラニ(牡4、松永幹夫厩舎)が現役生活を引退したことが明らかとなった。
同馬はUAEダービー制覇後は、日本調教馬としてはじめて同年のアメリカクラシック三冠にフル参戦し、三冠のうちの一冠のベルモントS(G1)で3着に入着する活躍を見せた。2017年はドバイワールドカップの前哨戦であるマクトゥームチャレンジラウンド3(G1)とドバイワールドカップ(G1)に出走するが、6着、8着に敗れている。夏は休養し、秋初戦となる10月22日に東京競馬場で開催されたブラジルカップ(OP・5着)がラストランとなった。
今後は種牡馬として第二の人生を歩むことになり、11月30日に新ひだか町のアロースタッドに入厩。12月5日にはアロースタッドの「2018年度ラインアップと種付料」が発表され、ラニの種付料は50万円(受胎条件)と設定された。ラニ号、お疲れ様でした。
ラニは父タピット、母ヘヴンリーロマンス、母父サンデーサイレンスという血統。通算成績は17戦3勝。うち重賞は1勝。