左股関節の故障を起こし、治療に専念するため故郷であるブラジルへ帰国していたJ.モレイラ騎手が、12月11日に香港のシャティン競馬場で行われる香港カップ(G1、芝2000m)と香港スプリント(G1、芝1200m)での騎乗が決まったことが明らかになった。
毎日王冠4着から香港カップに参戦するレイパパレ(牝5、高野友和厩舎)と、安田記念11着後、休み明けで香港スプリントに参戦するレシステンシア(牝5、松下武士厩舎)に騎乗予定となっており、いずれも初コンビでの挑戦となる。
モレイラ騎手は2016年のチャンピオンズマイルをモーリスで、2019年と2021年の香港ヴァーズをグローリーヴェイズで制するなど、香港における日本馬での好走実績は十分。香港競馬で3期連続のリーディングジョッキーに輝くなど香港競馬界でトップクラスの実力を誇るジョッキーの一人である。今年も実力のある日本馬で香港の舞台を賑わせてくれるのか。「マジックマン」との異名を持つモレイラの電撃復帰戦に注目だ。