2017年も早いもので残り1ヶ月を切りました。そして24日のクリスマス・イブ開催となる有馬記念開催まではあと2週間を切りました。

2017年の人気投票の最終結果は、2位のサトノダイヤモンドに4万票以上の差をつけキタサンブラックが1位という結果になりました。キタサンブラックは前走のジャパンカップでは3着に敗れましたが、落鉄の影響や天皇賞秋の疲れなどが懸念される中でもしっかりと馬券圏内を確保してきました。有馬記念は一昨年が3着、去年が2着とこれまで勝てておりませんが、毎年必ず勝ち負けする舞台。クリスマス・イブに有馬記念が開催されるのは名馬ディープインパクトが有終の美を飾って引退した2006年の有馬記念以来となりますが、キタサンブラックも名馬に続いて有終の美を飾れるかに注目です。

ジャパンカップでキタサンブラックと今年のダービー馬のレイデオロを破って優勝したシュヴァルグランはファン投票では5位でした。先日2017年ロンジンワールドベストジョッキーの称号を手にしたヒュー・ボウマン騎手とのコンビでジャパンカップを制し、有馬記念でV再現を狙います。

3歳の有力馬はスワーヴリチャード（ファン投票16位）です。ダービー2着後は休み明けのアルゼンチン共和国杯を圧勝し、ミルコ・デムーロ騎手とのコンビで覚醒した感があります。舞台となるのはキャリア7戦中で唯一落としている右回りの中山コースです。今秋はG1戦線で大活躍をしているミルコ騎手の手腕に期待がかかります。

さらに宝塚記念を制したサトノクラウン（ファン投票3位）や、道悪の天皇賞秋で3着に粘って波乱を演じたレインボーライン（ファン投票13位）など、多くの重賞勝ち馬やG1好走馬が顔を揃えた一戦。「このレース無くして年は越せない」というほど今や年末の風物詩として競馬ファンにとって欠かせないレースとなった有馬記念。果たして今年はどんな結末が待ち受けているのでしょうか。