【加付式“連番の法則”】ジャパンカップなど先週の回顧・検証

2場開催となった先週は、土曜に阪神で「第9回 京都2歳ステークス(GⅢ)」が、日曜には東京で「第42回 ジャパンカップ(GⅠ)」が、阪神で「第67回 京阪杯(GⅢ)」が行われた。

土曜の京都2歳Sでは、単勝5番人気グリューネグリーン(M.デムーロ騎手)が、前走未勝利戦に続く連勝で重賞初制覇。2着にも3番人気トップオブナイフと順当に入ったが、3着に11番人気ヴェンテルベルクが入り、3連複5.2万、3連単28.5万の好配当。ただ、残念ながら「法則外」決着であった。

日曜のジャパンカップでは、1番人気シャフリヤールが抜け出した所をゴール前で3番人気ヴェラアズール(R.ムーア騎手)が捉え、GⅠ初制覇。昨年のダービー馬シャフリヤールが実力を示しての2着、3着に4番人気ヴェルトライゼンデが入り、連番の法則「一組連番」での決着となった。

京阪杯では、1番人気トウシンマカオ(鮫島克駿騎手)がリステッド競走からの連勝で重賞初勝利。2着に10番人気の伏兵キルロード、3着に4番人気スマートクラージュが入り、連番の法則「同番」決着となった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

11月26日
-東京阪神合計出現率(%)
ALL連番1014.2
一組連番4(1)4(1)833.3
同番0000.0
合計54--
出現率(%)41.733.3--
11月27日
-東京阪神合計出現率(%)
ALL連番0114.2
一組連番5(3)7(1)1250.0
同番1128.3
合計69--
出現率(%)50.075.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

東京競馬最終週となった先週は2場、2日間計48レース。法則決着の内訳は、「一組連番」が計20レース、「ALL連番」、「同番」が各々計2レースと数的には3組すべて「低調」といえた。ただ高額配当数は、「100万超1回、10万超4回」と出現数の割に好調出現した。メインレースは、日曜阪神での最終・京阪杯での6万が最高となり、2週連続10万超高配当は出現しなかった。

「一組連番」は4週続いた好調出現が途切れ、土曜は2場各々4回ずつ、日曜阪神では復調の7回を記録したが、東京では日曜も5回。しかしながら、土曜東京では4回中3回が10万超の高額配当。すべて軸馬は推奨人気内で、先週唯一の100万超配当もここから。推奨末人気(5番人気)とブービー・15番人気との「同枠・一組連番」から3連複69万、3連単502万の超大型配当を記録した。また日曜阪神でも、7回中唯一の10万超高額配当を「同枠・一組連番」から輩出。それも、1番人気と最低・16番人気という「同枠」から3連複16万、3連単69万の大型配当となり、数的に少なかった先週も「同枠・一組連番」が面目躍如した。前週記した「軸馬を絞ったら『人気薄・一組連番』に的を絞って抑える」作戦で挑めば「一発回収に功を奏した」と言えよう。

「ALL連番」は、土日1回ずつの計2回とかなり渋い出現数。ただ配当面では、2回中1回の10万超高額を残した。日曜阪神でのそれは、「1番人気絡みのALL連番」から3連複5.6万、3連単57万で、1番人気以外の人気が9番人気と12番人気。上位人気を軸馬にしても「人気薄・ALL連番」での好配当は充分期待できる。

「同番」は日曜のみ、東京・阪神各1回の計2回。東京では1~3番人気での決着で万馬券とはならなかったが、冒頭の阪神・京阪杯で5万超の好配当。第3場ローカル開催無く、全体的に堅い週であったが1番人気の順当勝ちからでも約6万となんとか「同番」の魅力は維持できたのではなかろうか。

先週の「最終R」は全4回中2回の「法則決着」。「5回に1回以上の10万超」は出ず、前記日曜阪神・最終Rに設定された重賞「京阪杯」での5万超が最高であった。また法則外の2回も1.8万馬券が最高という結果となり、3場開催となる次週以降の「万馬券の宝庫」復活に期待したいところだ。