2017年も残すところあと半月。今年買えるレースもあとわずかとなってきました。12月16日(土)は中山競馬場で「ターコイズステークス」が開催されます。過去10年で10万馬券以上の配当が6回、100万馬券が2回と高配当も多く飛び出しており、波乱傾向の強いレースです。冬のボーナス目当てに大きく狙ってみるのも良いでしょう。
さて、今回本命馬として選ばせていただいたのはワンブレスアウェイです。秋初戦の府中牝馬ステークスで重賞に初挑戦しましたが、スタートで出遅れそのまま雪崩込んで10着に敗退。安定した先行力が武器の馬でしたが、持ち味を活かせず初めて大きく着順を落とし、重賞の壁に屈する結果となりました。
鞍上がテン乗りだった田辺裕信騎手から主戦の戸崎圭太騎手に手綱が戻るのは好材料ですし、前走は7枠と外枠からのスタートでしたが今回は1枠と内目を引けたので、条件は良化。先行力はありますが、スタートがすごい早いといわけではないので二の脚を使って位置を取りに行けば、今回こそ自分の競馬に持ち込めるでしょう。前走はスタート後に位置を取りに行かなかったこともあるので、主戦に手綱が戻って好枠を引けた今回は巻き返してくる可能性は高いと見ております。
次に、対抗馬に選んだのはエテルナミノルです。前走のエリザベス女王杯では11着に大敗してしまいましたが、2000m以上の距離を走るのは初めてでしたし、1800mで実績を残してきたこの馬にとってはやはり少し長すぎたという印象があります。昨年のターコイズステークスにも出走しておりますが、外枠の8枠からのスタートでペースがやや流れた中での7着でした。今年は6枠と去年よりは比較的ましな枠を引けましたし、メンバー的にも押していくような極端な逃げ・先行馬もおりませんので、無理のないペースで位置も内目で進められる可能性が高そうです。
鞍上は2度目のコンビとなる和田竜二騎手。2走前の八坂ステークスで初コンビを組んだ際は重馬場の1800mを番手からの競馬で5馬身差をつける快勝を果たしておりますし、折り合いも問題はなく相性は良さそうです。ラビットランの主戦だった和田騎手ですが、C.デムーロ騎手に奪われ降板。降ろされた馬を負かしたローズステークスの時のように、今回も伏兵馬で台頭してきてもらいたいところです。
次に、単穴で選んだのはディープジュエリーです。重賞は去年の春ぶりで久々ですが、前走の条件戦では今回上位人気が予想されるフロンテアクイーンを相手に差のない3着に入着。8枠と外目を引いてしまいましたが、51kgと斤量は恵まれましたし、前に出していける馬なので、乗り替わりとなったテン乗りの内田博幸騎手が前での競馬を意識してくれれば勝ち負けしてくれるのではないでしょうか。
最後に、連下にはフロンテアクイーンとサザナミの2頭を選びました。フロンテアクイーンは内で捌ける器用さもありますし、内目の4枠なら善戦してくれると思います。ただ、他馬に前に入られるなどもったいない競馬も目立つ馬。勝ちきれない競馬が続いており、今回も2~3着までと考えております。
サザナミは重賞は約1年半ぶり、マイルを走るのも約2年10ヶ月ぶり。いつもより難しい条件ですが、2走前の新潟のオープン特別で4着、前走の中山のオープン特別でも3着とこの秋調子を上げてきております。中山開催から勝てるようになってきたV.シュミノー騎手への乗り替わりも好材料。人馬ともに調子をあげてきたコンビに期待です。
以上、ターコイズステークスの予想でした。本命馬はワンブレスアウェイ、対抗エテルナミノル、単穴ディープジュエリー、連下にフロンテアクイーンとサザナミで勝負したいと思います。それでは、皆さんの馬券の健闘を祈ります!