中央競馬最後のG1レース「ホープフルS」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される人気馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。

ガストリック（牡2、上原博之厩舎）

12/14（水）美浦・南W（やや重）6F83.5－5F67.7－4F53.2－3F38.5－1F11.8（馬なり）

三浦皇成騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬コーストラインを先行させ、コーナーでは内目をまわる相手に対してガストリックは外を大きくまわり、直線は脚取りに余裕を見せながらもラスト1F11秒8という好時計をマークして交わして1馬身先着しました。余力たっぷりな馬なりで外をまわりながら好時計をマークし、併せた古馬をあっさり交わして先着と、時計・内容的にも申し分ない内容。前走の最終追い切りにはまだまだ足りませんが、1週前の時点では順調そのもの。最終追いで更にギアを上げてくるなら楽しみです。

ハーツコンチェルト（牡2、武井亮厩舎）

12/14（水）美浦・南W（やや重）5F66.1－4F51.6－3F37.5－1F11.5（馬なり）

美浦の南Wで2頭併せ。古馬2勝クラスのブッシュガーデンを追走し、直線は一杯に追われてラスト1F11秒5の鋭い末脚を披露するも、外の併せ馬を交わしきれずに半馬身遅れてゴール。時計的には悪くありませんが、内目を通ったことを考えると少々物足りない内容。最終追いに課題を残すかたちとなりますが、これまで1週前はそこまで動いていないので、最後の追い切りでどこまでパフォーマンスを上げてくるかに注目です。前走の東京スポーツ杯2歳Sでも淡々と心肺機能だけを刺激する調整がメインに行われていたので、そこまでやらなくても本番は動いてくれるタイプの可能性も。

ファントムシーフ（牡2、西村真幸厩舎）

12/14（水）栗東・CW（良）7F95.8－6F80.0－5F66.1-4F51.7-3F37.3-1F11.7（一杯）

栗東のCWコースで3頭併せ。中に1勝クラスのセブンサミット、内に2勝クラスのヴァランシエンヌを置いて外から併せていくと、直線はラスト1F11秒7の脚を使って伸び、内のヴァランシエンヌには2馬身先着も、中のセブンサミットにはクビ差遅れてゴール。中の相手には遅れましたが、攻め駆けする相手でしたし、大外をまわった分もあるでしょう。間隔が空いている分長めから追われて直線も鞭が入ってと、しっかりと負荷がかけられました。この1週前追い切りである程度引き締められた印象で、態勢は整いつつありそうです。