中央は28日で締めますが、地方は31日まで開催。正真正銘今年最後のG1を飾るのは、29日に開催される「東京大賞典」となります。今年最後のG1ホースは果たしてどの馬か?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ショウナンナデシコ(牝5、須貝尚介厩舎)
今春は交流重賞を4連勝したショウナンナデシコ。G1のかしわ記念では、前年の1・2着馬カジノフォンテン、ソリストサンダーをはじめテイエムサウスダン、インティ、エアスピネル、サンライズノヴァなどのトップホースを相手に逃げて完封と強い勝ちっぷりでした。近3戦は1番人気を裏切り3着と悔しい結果が続いていますが、55kgの斤量に戻るここは巻き返しの期待十分。秋は月1ペースで走っており状態面については注視が必要も、距離延長と軽斤量で変わり身があれば完全復活もあり得るでしょう。鞍上は主戦騎手の吉田隼人騎手から横山武史騎手へと乗り替わり、新コンビで復権を狙います。
メイショウハリオ(牡5、安達昭夫厩舎)
前走のJBCクラシック・5着から参戦するメイショウハリオ。2走前の帝王賞ではテーオーケインズやオメガパフューム、チュウワウィザードといったダート界の一流牡馬たちを抑えて優勝しました。盛岡競馬場で行われた前走のJBCクラシックは直線ジリジリと伸びましたが、差を詰められずの5着敗退。レース後は「左回りよりも右回りの方がいいかな」と鞍上の浜中騎手がコメントしており、左回りが敗因の可能性も。大井2000mは帝王賞を制した舞台ですし、得意の右回りに戻る今回は巻き返しの期待十分でしょう。
ノットゥルノ(牡3、音無秀孝厩舎)
今年のジャパンダートダービーの覇者、ノットゥルノ。水の浮く不良馬場という特殊条件でしたが、大外枠を生かして前に馬を置かず、先行争いで苦しむことなく好位を確保。直線もスムーズな好位差しという完勝激でした。とは言え、特殊な馬場で、大外枠が功を奏したスムーズなポジション取りと色々な好条件に恵まれたことも事実。続く日本テレビ盃・7着、チャンピオンズC・8着と近2戦は掲示板外に敗れており、好走が続かなかった点も気がかりです。ジャパンダートダービーと同じ大井の2000mで再びビッグタイトルを獲得し、フロックでなかったことを証明できるかに注目です。