【京都金杯2023予想】金杯で乾杯!マテンロウオリオンやイルーシヴパンサーなど出走予定馬を考察

中央競馬は全てのレースが終了し、地方競馬の年末の祭典である東京大賞典も終了。重賞は年明けの金杯レースを待つのみとなりました。「金杯で乾杯」するためにも、ここはキッチリ的中させて気持ちよく2023年の競馬をスタートさせたいところです。

ということで、今回は西の金杯レースである「京都金杯」の出走予定馬の中で、上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。なお、2023年の京都金杯は京都競馬場の整備工事の影響で中京での開催となります。※馬齢は年明け後の年齢となります。

マテンロウオリオン(牡4、昆貢厩舎)

前走のマイルCS・10着から巻き返しを狙うマテンロウオリオン。2走前のスワンS・7着、3走前の日本ダービー・17着と近3戦は大敗続きですが、3歳春はシンザン記念を制し、ニュージーランドT・2着、G1のNHKマイルCでも2着に好走した素質馬です。ダービーは距離が長すぎただけで、2走前のスワンSは1400mでしたが、スタートで出遅れて最後方からの競馬となり、外を回っての競馬では致し方なかったかたち。マイルCSは適距離でしたが、馬体重を10kg減らしており、状態面で整っていなかった可能性が高そうです。近走は出遅れが目立って後方からの競馬が中心となっていますが、前々からでも競馬が出来る馬。脚はしっかり使えているので、ある程度の位置でポジションが取れれば復活Vも果たせるでしょう。

イルーシヴパンサー(牡5、久保田貴厩舎)

前走の関屋記念・11着から巻き返しを狙うイルーシヴパンサー。2月の東京新聞杯ではハイペースの展開をメンバー最速の上がり3F33秒1の末脚で差し切り重賞初制覇を達成しました。続く安田記念は1番人気の期待を裏切る8着に敗れましたが、上がりはメンバー最速32秒6の末脚は使えており、決め手は上位。ただ、さすがに位置取りが後方過ぎたため届きませんでした。前走の関屋記念は11着と大敗しましたが、前半800mが48秒4とかなりのスローペースで完全に前有利な展開でした。近2戦は条件が合わなかっただけで、まだまだ見限れない1頭です。直線の長い中京コースも合いそうで、しまいの決め手が活きる展開なら圧勝も。

オニャンコポン(牡4、小島茂之厩舎)

2022年初戦の京成杯を制し、重賞初制覇を果たしたオニャンコポン。皐月賞・6着、ダービー・8着と春のクラシック2戦で結果は出せませんでしたが、適距離の2000mへ戻した秋2戦目の前走・福島記念で4着に好走し、復調気配を漂わせてきました。今回はさらに距離を短縮して初のマイル戦に挑戦しますが、馬体は中距離適性の高い母父ヴィクトワールピサというよりはマイル適性の高い母母サプレザを継いでいるような見栄えで、期待値は高い1頭。まだまだ成長途上の段階という印象もある馬で、ここを制して一気にマイラーとしての素質開花という可能性も十分。流れる展開も合いそうで、完全復活を果たせるかに注目です。