西の金杯レース「京都金杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される人気馬3頭の最終追い切りを取り上げましたので、予想の参考にお役立てください。
マテンロウオリオン(牡4、昆貢厩舎)
1/3(火)栗東・坂路(良)4F53.4-1F12.5(馬なり)
横山典弘騎手を背に栗東坂路で単走。序盤はゆったりとしたラップを刻み、直線は軽く促されるとスッと加速していき、馬なりながらラスト1F12秒5をマークしゴール。この中間は在厩で調整され、好状態をキープ。昨年12月14日にはCWで自己最速のラスト1F10秒9の好時計を叩き出しており、上々の気迫を早くから感じさせています。中間は併せ馬5本で気持ちもしっかり入ってきた印象があり、いつでも力は発揮できそうな気配です。前走のマイルCSは適距離でしたが、馬体重は10kg減と状態面が整っていませんでした。上積みが見込めるここはパフォーマンスを上げてきそうです。
オニャンコポン(牡4、小島茂之厩舎)
12/31(土)美浦・坂路(良)4F53.6-3F39.0-2F25.4-1F12.5(馬なり)
小島調教師を背に美浦の坂路で3頭併せ(レースは菅原明騎手騎乗)。格下の相手2頭を追走し、直線は大外から取り付いてラスト1F12秒5の脚で伸びて併入。最後まで手応えは良く、しっかり良い脚を持続できています。ブレはなくフットワークも安定しており、体調面の不安は一切感じられない動きです。前肢の脚捌きはとくにパワフルで、マイル向きの走りに戻ってきたという印象も受けます。昨年12月13日に帰厩し、15日には本格的に追い切りを再開。中間も意欲的に乗り込まれており、好状態であることは間違いないでしょう。
イルーシヴパンサー(牡5、久保田貴厩舎)
1/2(月)美浦・南W(良)5F70.3-4F54.1-3F38.5-1F11.2(馬なり)
美浦の南Wで単走。序盤はゆったりと進めて折り合いに専念し、ラスト1Fは11秒2の切れ味を披露しゴール。輸送を考慮し終いの伸びを確認する程度の軽めの内容でしたが、折り合いはスムーズで、直線も気持ちの入った気迫ある末脚でしっかりとラストは弾けました。8月の関屋記念(11着)後は10月の富士Sを予定していましたが、ダメージが抜けずに泣く泣く回避。5ヶ月ぶりと久々ですが、予定を延ばしてしっかりと立て直しに専念し、力を発揮できる状態にまで仕上げてきました。好走実績の多い左回りが舞台んなのも好材料で、ここは巻き返して力を再アピールしたいところです。