愛知杯(2023)出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析!

今週は牝馬限定のハンデG3「愛知杯」が開催。牝馬限定のハンデ戦らしくとにかく波乱傾向が強い一戦というイメージがありますが、実際はどういった傾向があるのでしょうか?今回は休止となった2015年を除いた過去10年間(9回分)のデータをもとに愛知杯の傾向を探っていきたいと思います。

■波乱必至の難解な一戦!

人気は「1・8番人気」が最多タイの2勝ずつを挙げており、勝ち馬は「1~12番人気」まで満遍なく出ております。「2番人気」は1勝のみ、「3・4・5番人気」は勝利数0回と上位人気の勝率が不振です。また、「10番人気以下」は勝利数こそ1回のみですが、2・3着は3回ずつとなっており3着にはよく絡んできます。3連単は10万馬券以上が6回と波乱の頻度は多く、2013年には上位3頭全てが二桁人気馬で決着し、471万円という超高額配当も飛び出す大波乱も起きています。波乱の頻度も度合いも強いレースで、穴馬の選定は必須と言えるでしょう。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 2 1 1 5
2番人気 1 1 0 7
3番人気 0 1 0 8
4番人気 0 0 2 7
5番人気 0 2 0 7
6~9番人気 5 1 3 27
10番人気以下~ 1 3 3 63
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
2.0~2.9倍 0 0 0 3
3.0~3.9倍 0 1 0 1
4.0~4.9倍 1 0 1 3
5.0~6.9倍 2 1 0 12
7.0~9.9倍 0 1 2 9
10.0~14.9倍 2 3 3 10
15.0~19.9倍 0 0 0 11
20.0~29.9倍 2 2 1 20
30.0~49.9倍 2 1 2 23
50.0~99.9倍 0 0 0 21
100.0倍以上 0 0 0 11
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2013 128,510 円 4,712,080 円
2014 2,160 円 40,420 円
2015 - 円 - 円
2016 29,510 円 345,200 円
2017 13,050 円 120,440 円
2018 22,260 円 121,160 円
2019 15,040 円 99,140 円
2020 26,880 円 598,880 円
2021 6,170 円 79,590 円
2022 9,420 円 124,940 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 アートハウス 2.4
2 マリアエレーナ 3.5
3 ルージュエヴァイユ 6.9
4 アンドヴァラナウト 8.8
5 ルビーカサブランカ 11.6
6 サンテローズ 21.5
7 サトノセシル 25.8
8 エリカヴィータ 29.6
9 リアアメリア 39.4
10 アイコンテーラー 47.1
11 アブレイズ 54.3
12 ホウオウイクセル 60.1
13 タガノパッション 79.0
14 ラヴユーライヴ 132.7
15 フィオリキアリ 193.3
16 ビジン 211.7

■枠は「内外フラット」&脚質は「差し・追い込み」が優勢

コースは中京の芝2000mを使用。枠は「1~8枠」全ての枠から勝ち馬が出ており、勝ち馬はどの枠からもまんべんなく出ています。枠については、フラットな目線で予想しても良さそうです。中京の2000mは、スタートから最初のコーナーまで距離が短く、序盤は内枠が有利になりやすいコース形態となっています。ただ、3コーナーは外に膨らんだ形状になっており、このあたりは外目が優勢。有利・不利が相殺される形となるため、内外で過度な差は出にくいのかもしれません。

脚質は「差し」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多となっています。「先行」も悪くはありませんが、「追い込み」も3勝を挙げるなど、後方から進めた馬の好走が目立ちます。ペースが落ち着きやすい2000mが舞台ではありますが、直線は約410mとかなり長い上に急坂もあるため、差し・追い込みがよく決まります。こうしたコース形態も、差し・追い込みが良く決まる要因の一つと考えられます。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 1 1 13
2枠 1 1 2 13
3枠 2 2 0 14
4枠 1 1 2 14
5枠 1 0 1 16
6枠 1 0 1 16
7枠 1 3 0 19
8枠 1 1 2 19
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 1 8
先行 2 1 2 24
差し 4 7 4 56
追い込み 3 1 2 35
その他 0 0 0 1

■ハンデが「54kg」の馬に注目

ハンデは、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内も最多の「54kg」に注目です。

ハンデデータ
ハンデ 1着 2着 3着 4着以下
~50kg 1 1 0 16
51kg 0 2 0 14
52kg 1 1 1 22
53kg 1 2 3 33
54kg 3 1 2 21
55kg 0 1 1 12
55.5kg 1 0 1 0
56kg 2 1 1 5
57kg 0 0 0 1
馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
-19~-10kg 0 0 0 8
-9~-4kg 1 2 3 21
-3~+3kg 2 5 2 51
+4~+9kg 3 1 3 28
+10~+19kg 2 1 1 15
+20kg~ 1 0 0 1
今回減 2 3 4 40
同体重 1 2 1 20
今回増 6 4 4 64

[該当馬] ハンデが54キロの馬

  • エリカヴィータ
  • サンテローズ
  • ルージュエヴァイユ

■年齢は「5歳」に注目

年齢は、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「5歳」に注目です。所属は「栗東」が6勝を挙げており、関西馬がやや優勢です。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
3歳 0 0 0 11
4歳 3 3 3 27
5歳 4 4 2 46
6歳 1 2 3 31
7歳 1 0 1 7
8歳以上 0 0 0 2
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 3 2 4 42
栗東 6 7 5 82

[該当馬] 5歳馬

  • アイコンテーラー
  • アンドヴァラナウト
  • タガノパッション
  • ホウオウイクセル
  • マリアエレーナ

■前走レースは「エリザベス女王杯」と「ターコイズS」に注目

前走レースは2勝を挙げている「エリザベス女王杯」と「ターコイズS」の2レースが参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は「1・2着馬」が2勝ずつを挙げており、前走好走馬の勝率はそこまで高くありません。「6着以下」に敗れた馬が3勝を挙げ、3着内も9頭と少なくありませんので、前走着順についてはフラットな目線で予想しても良さそうです。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
エリザベス女王杯 2 3 2 21
ターコイズステークス 2 2 0 7
2勝クラス 1 1 0 1
カウントダウンステークス 1 0 2 1
秋華賞 1 0 0 16
オリオンステークス 1 0 0 0
マーメイドステークス 1 0 0 0
修学院ステークス 0 1 1 3
新潟牝馬ステークス 0 1 0 1
尾張特別 0 1 0 0
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 3 3 2 38
G2 0 0 0 4
G3 3 1 1 21
重賞 0 1 0 4
リステッド/オープン 0 1 2 14
3勝クラス 2 1 4 32
2勝クラス 1 2 0 10
地方 0 0 0 1
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 2 3 4 24
2着 2 0 0 6
3着 1 1 0 6
4着 0 0 1 8
5着 1 2 1 7
6~9着 1 2 2 33
10着以下~ 2 1 1 40

[該当馬] 前走がエリザベス女王杯、またはターコイズSだった馬

  • アンドヴァラナウト(エリザベス女王杯・17着)
  • アブレイズ(ターコイズS・4着)
  • エリカヴィータ(ターコイズS・9着)

■騎手はフラットな傾向

騎手は、2勝以上を挙げている騎手はおらず、傾向らしい傾向は見られません。騎手については、フラットな目線で予想したいと思います。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
津村明秀 1 1 0 2
武豊 1 1 0 2
藤岡康太 1 0 1 4
酒井学 1 0 1 2
戸崎圭太 1 0 1 0
岩田康誠 1 0 1 0
四位洋文 1 0 0 2
柴田善臣 1 0 0 1
田辺裕信 1 0 0 0
C.ルメール 0 1 0 3