長距離古馬ハンデ重賞「日経新春杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ロバートソンキー（牡6、林徹厩舎）

1/11（水）美浦・坂路（良）4F52.9－3F38.2－2F24.6－1F12.1（馬なり）

伊藤工真騎手を背に美浦坂路で2頭併せ。古馬1勝の僚馬ホノノディーヴァを2馬身追走し、直線は内からラスト1F12秒1の脚で伸びて半馬身先着しました。しまい重点の内容ながらも全体時計は前走時の時計を大きく上回る時計をマークし、しまいも一杯に追われた相手に手応えで勝ってあっさり先着と、文句なしの追い切りを消化しました。1週前は美浦の坂路で2頭併せを行い、4F52.2－1F12.4をマークして楽に追走から併入と仕上がり面についての不安は感じられません。時計の面だけ見ても前走以上で、ひと追い毎に状態は良化している印象。乗り込み量も申し分なく、力を出せる状態に仕上がっていると見てよいでしょう。

ヤマニンゼスト（牡4、千田輝彦厩舎）

1/11（水）栗東・CW（良）6F84.0－5F68.4－4F53.6－3F38.2－1F11.7（強め）

栗東CWコースを単走。意欲的に追われて全体時計は自己ベスト更新、しまいもしっかり追われて11秒7の脚でまとめる好内容の追い切りを消化しました。1週前は馬なり中心の調教で、CWコースを単走で追われて6F90.0－1F12.8をマークとかなり軽めでした。もともと中山金杯を予定しており、早い段階である程度は仕上がっていたと見れば軽めでも問題ないでしょう。最終追いではしっかりスイッチを入れて馬もそれに応えるように良い反応で伸びており、態勢は整ったと見て良さそうです。

プラダリア（牡4、池添学厩舎）

1/11（水）栗東・坂路（良）4F53.8－3F39.5－2F25.4－1F12.3（馬なり）

松山弘平騎手を背に栗東坂路で単走。終始馬なりの軽めの内容でしたが、ラスト1Fは12秒3と鋭い脚を見せてゴール。全体時計もこの馬なりに優秀で、折り合いもついて気配は良好です。1週前も松山騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、直線は追走した相手に内から並びかけ、7F99.2－1F11.6の好時計をマークし併入。ここでも馬なり中心でしたが、長めにやってしまいも11秒8の鋭い脚を見せており、手応えの良さが目立つ内容でした。1週前時点で4本目、日曜もPコースでキャンターを行ってと、休み明けを順調に仕上げられている印象です。約1ヶ月前に帰厩しましたが、帰厩時点で馬体重20kg増。昨年は夏を休んで馬体を減らしていたので、大きく馬体を増やしてきた今回は成長も期待できそうです。