高松宮記念へ向けた重要ステップレース「シルクロードS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ウインマーベル(牡4、深山雅史厩舎)
1/25(水)美浦・南W(やや重)5F69.5-4F54.0-3F38.8-1F12.0(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。6歳オープンのエヴァーガーデンを1秒以上追走するかたちで進め、4コーナーで内から一気に差を詰めていき、直線はラスト1F12秒0の脚で取り付いてきっちり併入しました。1週前は松山弘平騎手を背に南Wで2頭併せを行い、6F84.1-1F11.8をマークし、強めに追われた古馬2勝の相手に2馬身先着。しまい重点に追われて11秒8の猛時計で併走馬を楽に圧倒と、好内容の追い切りを消化。最終は疲れを残さないかたちの軽めの追い切りでしたが、1週前でしっかり仕上げられており、万全の態勢を整えている印象です。
キルロード(セ8、田村康仁厩舎)
1/25(水)栗東・坂路(やや重)4F53.8-3F38.2-2F24.4-1F12.1(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。古馬オープンの僚馬トランスナショナルを追走し、4コーナーで内から差を詰めると、直線は楽な手応えのままラスト1F11秒8の切れ味を見せて併入しました。1週前も南Wで2頭併せを行い、一杯に追われて5F65.9-1F11.6の好時計をマークし併入。しっかりと前走以上の数字を出しており、しまいも楽に11秒台を連発しており、上積みを感じさせる追い切りを消化しています。秋初戦の京阪杯では2着に好走し良い弾みもついており、8歳を迎えても抜群のデキにありそうです。
マッドクール(牡4、池添学厩舎)
1/25(水)栗東・坂路(やや重)4F53.8-3F38.2-2F24.4-1F12.1(馬なり)
栗東坂路で単走。雪が積もり水分をたっぷり含んだタフな坂路でしたが、ラスト2Fは12.3-12.1の好ラップを楽にマークしており、フットワークもも切れがありと、馬場や気温のコンディションを考えると高く評価できる追い切り内容。1週前は藤岡康太騎手を背に栗東坂路で追われ、抜群の行きっぷりで4F52.8-1F11.8の好時計をマーク。時計は自己ベストと同等の時計で、余力十分でこの内容は好感が持てます。最終追いは悪い馬場を気にすることなく上がっており、今の中京の馬場にもマッチしそうな走りを披露。4連勝中とまさに充実一途の道のりを歩んでおり、絶好の攻め気配を感じさせています。