地方交流重賞ではJpn1の川崎記念が2月1日のメインレースに組まれています。3連勝で東京大賞典を制したウシュバテソーロがここでは主役となりそうだ。
もともと芝でも3勝と活躍していたが、昨年4月にダートへ転身。その後は5戦4勝3着1回と高い勝率をマークし、鮮やかな転身を果たしている。前走の東京大賞典は初の地方遠征戦と舞台適性は不明だったが、終わってみれば帝王賞の勝ち馬メイショウハリオ、かしわ記念を制したショウナンナデシコなどの強豪をまとめて差し切る圧勝劇を果たした。
今回川崎コースも初となるが、「向正面で上がっていけるのでは」と高木調教師は前向きなコメントを残している。距離は前走から100m延長となるが、2100mは東京ダートで2戦2勝と好成績を残している。芝で長距離使ってきたスタミナが豊富な同馬にとって、この距離延長はプラスに働くとみてよいだろう。
ただ、川崎はコーナリングの巧さといかにロスなく立ち回るかが重要視される舞台。タイトなコーナリングが得意というわけではないので、ロスのある競馬となれば厳しくなってくるだろう。とは言え、そつなくミスのないコーナリングで十分ではあり、不安は少ない。4コーナーあたりからの手応え自体は良く、一度エンジンがかかれば止まる気配はない馬だ。川崎で向こう正面から捲くっても届いてくる可能性は高い。
ひとまずは川崎攻略がカギとなりそうだが、厩舎的にもノウハウのある厩舎なので、陣営力という意味でも信頼度は高い。末脚炸裂の期待は十分で、ここは確勝級と見て間違いない1頭だ。