小倉の土曜メインはダート1700mで行われる2勝クラスの「和布刈特別」が開催。好気配を感じさせているのはキズナ産駒の4歳馬、メイショウジブリだ。
昨年8月に札幌競馬場で行われたニセコ特別は見事な逃げ切り勝ちを果たしたが、以降は勝ち星から遠ざかり、自己条件で苦戦。しかし、2走前の2勝クラスではこれまでの逃げの競馬を封印し、8着に敗れたしたものの好位から展開する競馬を見せた。
そして前走の小倉城特別ではしっかりと控える競馬で2着に好走。鞍上は主戦の武豊騎手から泉谷騎手へと乗り替わりということで、どのような競馬を展開してくれるかが気がかりだったが、直線はうまく外へリードする好騎乗を見せ、メンバー最速の上がり3F36秒0の脚を使ってと、好内容の競馬を披露した。
前に行く馬が多く、逃げ切った勝ち馬のメイクアリープが主張してくると可能性は高いとされていたレースでもあった。勝ったメイクアリープは実際に逃げて勝ちきっておりこの馬の評価を高めるレースでもあったが、逃げる競馬に限界が見えてきていたところで新味を出し、実際に2着に好走したメイショウジブリの競馬も高く評価すべきであると感じる。
鞍上は前走に続いて泉谷騎手とのコンビで参戦、舞台も引き続き前走と同じ小倉1700mと嫌う条件は少ない。相手も苦戦するようなメンバーではなく、ここは勝ち負け必至の1頭と見て、重い印を打ちたい。