伝統の古馬G2「京都記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ドウデュース(牡4、友道康夫厩舎)
2/8(水)栗東・P(良)6F82.2-5F65.1-4F50.2-3F36.4-1F11.2(一杯)
栗東Pコースで単走。前半はゆったりと進めて脚を溜め、直線で軽く仕掛けられると全身をダイナミックに使ってラスト1F11秒2の好時計で締めました。しまい重点に追われる内容で、最後は反応も伸びも文句なしの動きでした。1週前には武豊騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、強めに追われて7F96.6-1F11.2の好時計をマークして最先着を果たしています。3頭併せの最後方、最内から抜群の反応で伸びてここでも11秒2の鋭さで相手を楽に差し切ってと、絶好の動きと時計です。中間も順調で1週前・最終でビッシリ追われて、しっかり態勢は整ったと見てよいでしょう。
プラダリア(牡4、池添学厩舎)
2/8(水)栗東・CW(良)6F82.6-5F66.9-4F52.0-3F37.2-1F11.6(馬なり)
池添謙一騎手を背に栗東CWコースで単走。前半は折り合いに専念し、ゴール前で少し仕掛けられるとラスト1Fは11.秒6の脚で伸びてゴール。やや抑えめでしたが、まずまずの全体時計でしまいは先週に続き11秒台マークと、この馬らしいしまいを活かしてくる競馬を意識した追い切りは消化できています。道中の運びはリズミカルでしまいのギアの入りも非常にスムーズで、バランス良いフォームでしっかり加速していってと、動きの良さが目立つ追い切りでした。1週前も池添騎手を背にCWコースで一杯に追われ、6F82.1-1F11.5をマーク。攻め動くタイプなのでこのくらいの時計はいつも楽に出してきますが、年明け初戦の前走の追い切りからしっかり時計も縮めてきており、3ヶ月ぶりを叩かれて良化も期待できそうな気配です。
ユニコーンライオン(牡7、矢作芳人厩舎)
2/8(水)栗東・CW(良)7F98.4-6F81.6-5F66.7-4F52.3-3F37.5-1F11.4(馬なり)
栗東CWコースで3頭併せ。3頭併せの最後方から追走し、直線は最内からジワジワとピッチを上げていくと、ゴール前で一気に外の2頭を突き放して2馬身先着しました。1週前はCWコースで2頭併せを行い、稍重のタフな馬場ながら6F81.5-1F12.2の好時計をマークし、内で目一杯に追われる相手を楽に交わして半馬身先着。ゴール後もさらに伸びて突き放しており、好内容の追い切りを消化しました。切れ味ある末脚というわけではありませんが、一度伸び始めるとどんどん加速していく伸び脚があり、タフな馬場を苦にしない重厚感たっぷりのフットワークは魅力です。逃げ馬候補の有力な1頭でもあり、開幕週の阪神なら高いパフォーマンスが期待できそうです。