クラシックへと繋がる注目の一戦「共同通信杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ファントムシーフ(牡3、西村真幸厩舎)
2/8(水)栗東・CW(良)6F85.7-5F70.3-4F55.1-3F39.0-1F11.3(一杯)
栗東CWコースで3頭併せ。3歳1勝クラスのプッシュオンを後ろに、古馬3勝クラスのタイセイモナークを前に置いて道中はゆったりと折り合いに専念。直線は大外からビッシリ追われてラスト1F11秒3の猛時計をマークし、タイセイモナークに1馬身先着、プッシュオンに半馬身遅れました。1頭には遅れましたが、仕掛けが遅れた分で伸び脚自体は良好です。1週前はC.ルメール騎手を背に栗東CWコースで3頭併せを行い、一杯に追われて6F82.0-1F11.3の好時計をマークし、1頭に先着、1頭と併入しました。前走後は短期放牧を挟んでここを目標に順調に調整が進められていますし、先週・最終と2週連続で11秒3をマークしており数字面からも好調ぶりがうかがえます。
タスティエーラ(牡3、堀宣行厩舎)
2/8(水)美浦・南W(良)6F82.9-5F66.9-4F51.9-3F37.2-1F11.3(馬なり)
美浦の南Wで3頭併せ。古馬3勝クラスのオハナを前に、古馬オープンのルフトシュトロームを後ろに置いて真ん中から進めると、直線は軽めに促される程度でしたがラスト1Fは11秒3の鋭い伸び脚を見せて外のオハナと併入、内のルフトシュトロームにクビ差先着しました。1週前も南Wで同じ2頭と3頭併せを行い、強めに追われて6F81.3-1F11.9の好時計をマークし最先着を果たしています。1週前は意欲的に追われて自己ベストを更新する好時計をマークし、楽に併走馬を圧倒。最終は軽めながらもしっかりしまいは速い脚を使っており、良い攻め気配を感じさせる追い切り内容を消化してきました。
コレペティトール(牡3、中竹和也厩舎)
2/8(水)栗東・坂路(良)4F51.9-3F38.4-2F25.2-1F12.4(強め)
松山弘平騎手を背に栗東坂路で単走。馬場の真ん中をチップを豪快に巻き上げる豪快なフットワークで駆け上がり、ラスト2Fは12秒8-12秒4の好ラップでまとめてゴール。しまい重点ながら全体時計もしっかり更新し、加速ラップも優秀です。1週前は坂路で一杯に追われ、4F54.0-1F12.8をマーク。先週は手前を替えれなかったりと目立った動きはありませんでしたが、最終はスムーズな手前変換で好ラップをマークしており、動きの面と時計面でも良化を見せてきたのは好感が持てます。活気自体は1週前から良かったので、最終追いでしっかり態勢は整った印象です。