2023年最初のG1レース「フェブラリーステークス」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される人気馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。
レモンポップ(牡5、田中博康厩舎)
2/9(木)美浦・坂路(良)4F60.7-3F44.2-2F28.6-1F14.0(馬なり)
美浦の坂路で単走。中2週と間隔が詰まっているため、感触を確かめる程度の軽めの追い切りを消化。前走の根岸Sは上がりを要する馬場を早めに動いてと厳しいレースでしたので、強めの負荷はもう必要ないでしょう。前走はフェブラリーSを見据えた仕上げながら、すでに高いレベルまで仕上がっていた印象を受けました。根岸S当日の馬場を考えるとタフな競馬をして完勝を果たしているので回避の可能性も十分と見ていましたが、参戦を表明したということは、デキ落ちなく状態面は維持してきたということでしょう。
ドライスタウト(牡4、牧浦充徳厩舎)
2/8(水)栗東・CW(良)6F80.0-5F64.3-4F50.0-3F36.3-1F12.2(馬なり)
戸崎圭太騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬1勝クラスのドクターマンボウを追走し、4コーナーでは抜群の手応えで内から進出。直線序盤で並びかけると、ゴール前で促されて一気に突き放し、ラスト1F12秒2の脚を繰り出して2馬身先着しました。休み明けはモタつくところも見られる馬ですが、今年初戦のスバルS・2着を使われてか身のこなしが素軽くなっている印象を受けました。鞍上の戸崎騎手ともピッタリと折り合っており、コーナーのラップも良く機動力は抜群。直線もトビの大きなフットワークで相手を突き放してと、ここまで順調そのものです。体調はすこぶる良好と見て良いでしょう。
レッドルゼル(牡7、安田隆行厩舎)
2/8(水)栗東・CW(良)6F81.7-5F65.3-4F50.8-3F36.4-1F11.6(馬なり)
栗東CWコースで3頭併せ。前半は3頭併せの最後方で2頭を見ながら折り合いに専念。4コーナーで最内から差を詰めて直背序盤は一旦は前へ出るも、外から食い下がる2頭に出られて半馬身遅れました。相手に遅れはしましたが、この馬自身は良い脚を使っていますし、4Fの時計も50秒8と優秀です。さらに、この馬は2週前の追い切りが圧巻。栗東CWコースで3頭併せを行い、6F80.4-1F11.1という猛時計をマークして併せた2頭にそれぞれ2馬身先着と、驚くような走りを見せてきました。今月末に行われるサウジアラビアのリヤダートスプリントに参戦予定でしたが、右前肢に慢性的な疲労が見られたため同レースを回避。このことから状態面が気がかりでしたが、消化している追い切り内容を見る限り、不安材料なく臨めそうです。