3月に入り少しずつ気温も暖かくなってくる季節となりましたが、まだまだ肌寒い日が続くこの時期。ましてや海なんてまだまだ早すぎる季節ですが、今週土曜は季節感を無視したネーミングの重賞「オーシャンS」が中山で開催されます。
過去10年の傾向を見ると、10万馬券以上が6回、うち2回は152万馬券と266万馬券と波乱決着が多発。寒い時期の海でさらに荒れやすいとはなかなかパンチの効いたレースです。
今年も大きく抜けた馬はおらず、どの馬が来てもおかしくないようなメンバー構成となっております。そんなオーシャンSで今回私が注目しているのは前走阪神C・5着のビップライブリーです。
ビップライブリーは1400mを主戦場としてきた馬ですが、2走前の1200mのG3・京阪杯ではクビ差の2着に差し込んできており、距離短縮にも見事に対応。ゲートはそこまでで中断からの競馬が多い馬ですが、出し切りさえすれば1200mでも問題なく勝負できる馬だと感じております。今回レーヌミノルとナックビーナスといった人気上位が外枠に入ったことで、内枠の恩恵を大きく受けるかたちににもなっているかと思います。全体的にも通用しそうなメンバー構成ですし、極端にハイペースになったりしない限り勝ち負けできると予想し、初の中山ですが思い切って本命視したいと思います。
対抗はナックビーナスです。シンプルに昨年の同競走2着の実績と中山のコース実績で選びました。勝ちきれないレースが多く善戦マンの印象が強いため、本命とはいきませんでしたが、どんなペースでも戦える安定感があるのでここでも大きく崩れることはないと思います。
単穴にはアルティマブラッドを選びました。前走ラピスラズリSでは番手から直線で先頭に立つと、ナックビーナスに内から抜け出されるも外から差し替えして1着と粘り強い勝ちっぷり。中山のコース実績の良さ、3番枠という好枠から単穴に選びました。
最後に連下にはラインスピリットを選びました。現在オープン2着→1着と好調のラインスピリット。前走は一番重い58kgを背負って番手から競り勝つ強い競馬を見せてくれました。前走の森騎手の気迫の追いっぷりを買い、今回も好騎乗に期待して狙ってみたいと思います。
以上、オーシャンSの予想でした。本命馬はビップライブリー、対抗馬ナックビーナス、単穴アルティマブラッド、連下ラインスピリットという予想で勝負したいと思います。波乱が見え隠れしているだけに広く買って勝負したい一戦。当日のパドックや馬体重を見て買い増しも視野に入れたいと思います。それでは、みなさんの馬券の健闘を祈ります!