今週は小倉の名物ハンデ重賞「小倉大賞典」が開催です。スターホースの参戦は少ないですが、例年混戦模様で予想のし甲斐があるレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ヒンドゥタイムズ（セ7、斉藤崇史厩舎）

前走のチャレンジCで・6着から参戦するヒンドゥタイムズ。最後は脚が止まってしまったものの、上がりはメンバー最速の34秒5をマークと鋭さは見せています。去勢後は重賞を3度使って2、4、6着と安定はしていませんが、4着の京都大賞典は勝ち馬がジャパンCを制したヴェラアズール、2着の小倉記念はマリアエレーナの競馬が強すぎただけで、この馬自身は決して悪い競馬はしていません。小倉コースは2戦して2着2回と勝ち切れていないものの良績を挙げており、外差し傾向が見られる今の小倉の馬場もこの馬にとってアドバンテージとなりそうです。悲願の重賞初制覇となるかに注目です。

ウイングレイテスト（牡6、畠山吉宏厩舎）

今年初戦のニューイヤーSを快勝したウイングレイテスト。2歳時にはデイリー杯2歳S・2着、3歳ではニュージーランドT・3着など早くから素質の高さを示していた馬ですが、その後はなかなか勝ちきれず、前走でオープン初勝利を果たして再び重賞の舞台へ駒を進めてきました。体質面の弱さや足元の不安でなかなか本格化を迎えることが出来なかった馬ですが、ここへきてようやく充実してきた感があります。前走は逃げ切り勝ちでしたが控える競馬もできる馬で、初挑戦となる小倉もうまく対応してくれそうな気配。オープン初勝利の勢いで連勝となるかに注目です。

レッドランメルト（牡4、国枝栄厩舎）

今年初戦の中山金杯で6着だったレッドランメルト。1勝クラスから3連勝をオープン入りし、勢いを付けての重賞初挑戦でしたが惜しくも連勝はストップ。それでも外枠から強気に先行し、勝負どころの4コーナーでは番手まで押し上げる好内容の競馬でした。うまく前に壁を作って脚を溜める競馬さえできれば、重賞でも十分通用する素質はもっている馬です。小倉は初挑戦となりますが、好位につけられる上、確かな末脚を持つ同馬なら期待の方が上回ります。あとはペースが流れれば、上位争いに加わってくる可能性は高そうです。