第1回東京開催が前週、そして小倉開催が先週終了した。その2開催の出現結果・傾向をまとめて、そして開催途中の阪神についても傾向を探っておこう。
まずは、前回コラム後の東京2週間、阪神・小倉3週間の全体傾向をまとめておこう。
- | 東京 | 阪神 | 小倉 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 5(4) | 3(2) | 8(7) | 16 | 8.3 |
一組連番 | 24(7) | 35(6) | 34(5) | 93 | 48.4 |
同番 | 2(1) | 7 | 5(-1) | 14 | 7.3 |
合計 | 31 | 45 | 47 | - | - |
出現率(%) | 64.6 | 62.5 | 65.3 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は同枠2頭が入った回数
3場全体、計192レースでの法則決着は、「一組連番」が計93レース、「ALL連番」が計16レース、「同番」が計14レース。前週終了した東京では、中心の「一組連番」から100万超1回、10万超6回の他、5回の「ALL連番」からも2回の10万超と高額配当も好出現した。また先週終了した小倉では、「一組連番」から10万超13回の他、前半戦で「最も有効」とした「同番」からも10万超2回と、第3場・ローカル開催の真骨頂を発揮した。そして第1回開催が始まった阪神は、19日のみ法則不調日となったが全体では「一組連番」「同番」が好調な滑り出しをみせている。大型配当も「一組連番」から100万超1回の他、7回の10万超を記録している。
この間の重賞競走は、GⅠ開幕戦のフェブラリーステークスをはじめ計8回。「一組連番」決着が3回、「ALL連番」「同番」決着が各1回で、その内2回は10万超高額配当であった。
では、「第1回東京・小倉」終了に伴う結果と、阪神の途中経過から「開催場別の結果・傾向と出現傾向」を探ってみたいと思う。
東京
第1回「東京」が終了。全8日間では、「一組連番」は96レース中48レースのジャスト半数、「ALL連番」が7レース、「同番」が6レース。前半4日間同様、8日間通算でも確率メイン「一組連番」が堅調。「ALL連番」「同番」はトタールでほぼ同様出現率ながら、前半「同番」、後半「ALL連番」と好調時期は前後半で入れ替わった。際立った特徴としては、「ALL連番」の同枠2頭絡み、「一組連番」の同枠を含めた人気薄「一組連番といったところ。ともにキーを握ったのはやはり同枠。中でも高額演出が目立った推奨軸人気と2桁人気であった。推奨人気内、特に上位1・2番人気といったところでも同枠を中心に人気薄「一組連番」からの10万超高額が目立った。次回開催でも同傾向には注意して挑んでいただきたい。
- | 一組連番 | ALL連番 | 同番 |
---|---|---|---|
推奨人気軸割合 (回数/出現回数) | 93.8% (45/48) | 100% (7/7) | 100% (6/6) |
同枠2頭絡み割合 (回数/出現回数) | 35.4% (17/48) | 71.4% (5/7) | 33.3% (2/6) |
重賞(全6R) | 3回 | 1回 | 0回 |
L競走(全3R) | 1回 | 2回 | 0回 |
100万超(全96R) | 1回 | 0回 | 0回 |
10万超(全96R) | 10回 | 2回 | 2回 |
※ 推奨軸(1~5番人気)
「一組連番」 参考データ
- 100万超:1→2→3着 12番人気 →2番人気→8番人気 【133万】※太字「一組連番」
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 90%(9回/10回中)、同枠・一組連番 割合 40%(4回/10回中)
- 重賞データ:一組連番 割合 50%(3回/6回中)、推奨人気軸 割合 100%(3回/3回中)
- L競走データ:一組連番 割合 33%(1回/3回中)、推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)
「ALL連番」 参考データ
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 100%(2回/2回中)、同枠2頭絡み 割合 100%(2回/2回中)
- 重賞データ:ALL連番 割合 17%(1回/6回中)、推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)
- L競走データ:ALL連番 割合 67%(2回/3回中)、推奨人気軸 割合 100%(2回/2回中)、同枠2頭絡み 割合 100%(2回/2回中)
「同番」 参考データ】
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 100%(2回/2回中)、同枠2頭絡み 割合 0%(0回/2回中)
- 条件重複データ:一組連番 重複割合 50%(3回/6回中)、同枠2頭絡み 重複割合 33%(2回/6回中)
小倉
「小倉」も第1回が終了。前半法則低調と揮わなかった小倉だが、前回の途中経過後の6日間では荒天による馬場荒れも手伝ってか、出現率の上昇と共に第3場・ローカル開催の真骨頂「大型配当」も復調。唯一の重賞レースとなった小倉大賞典では、勝利した2番人気ヒンドゥタイムズと3着に入った10番人気との「一組連番」から10万決着。全体でみても、100万にあと一歩の95万馬券など10万超が「一組連番」だけで実に13回、「同番」「ALL連番」からも計3回を残した。第1回の全体傾向としては、まずはやはり 「同番」好調モードであったと言えるであろう。そして後半復調した他2組では、「一組連番」は推奨軸と人気薄組み合わせの多さ、「ALL連番」は同枠2頭絡みの多さが挙げられよう。ともに10万超高額も残し、「一組連番」においては13回中10回で推奨人気軸となっていた。次回小倉開催、あるいは第3場・ローカル開催でも活かせるのではないかと思う。
- | 一組連番 | ALL連番 | 同番 |
---|---|---|---|
推奨人気軸割合 (回数/出現回数) | 90.7% (68/75) | 100% (13/13) | 81% (17/21) |
同枠2頭絡み割合 (回数/出現回数) | 29.3% (22/75) | 76.9% (10/13) | 14.3% (3/21) |
重賞(全1R) | 0回 | 1回 | 0回 |
100万超(全168R) | 0回 | 0回 | 0回 |
10万超(全168R) | 1回 | 20回 | 9回 |
※ 推奨軸(1~5番人気)
「一組連番」 参考データ
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 80%(16回/20回中)、同枠・一組連番割合 25%(5回/20回中)
- 重賞データ:推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)
「ALL連番」 参考データ
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)、同枠2頭絡み 割合 100%(1回/1回中)
「同番」 参考データ】
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 78%(7回/9回中)、同枠2頭絡み 割合 11%(1回/9回中)
- 条件重複データ:一組連番 重複割合 56%(5回/9回中)、同枠2頭絡み 重複割合 33%(3回/9回中)
※同枠・一組に該当しない「同枠」は含まない(例:13番と15番の同枠など)
阪神
2月11日に始まった第1回阪神。ここまでの6日間72レースで「一組連番」が約半数の35回、「ALL連番」は計3回、「同番」が計7回。傾向としては東京同様、中央開催場らしく「一組連番」中心、さらに長期好調「同番」も堅調に推移している。推奨人気・軸馬率はここでも極めて高く、3組すべてで97%~100%。ただ、その他の出現傾向がなかなか掴みづらいが、10万超高額7回の「一組連番」では1番人気3着が2回、もしくは推奨人気内でも4番人気軸が3回といったところか。高額配当への有効手段としては、4・5番人気を中心に絞った「一組連番」を抑え、3頭目は人気薄へ手広くと言えそうだ。
- | 一組連番 | ALL連番 | 同番 |
---|---|---|---|
推奨人気軸割合 (回数/出現回数) | 97.1% (34/35) | 100% (3/3) | 100% (7/7) |
同枠2頭絡み割合 (回数/出現回数) | 17.1% (6/35) | 66.7% (2/3) | 0% (0/7) |
重賞(全3R) | 1回 | 0回 | 1回 |
L競走(全4R) | 2回 | 1回 | 0回 |
100万超(全72R) | 1回 | 0回 | 0回 |
10万超(全72R) | 7回 | 0回 | 1回 |
※ 推奨軸(1~5番人気)
「一組連番」 参考データ
- 100万超:1→2→3着 6番人気 →5番人気→16番人気 【261万】※太字「一組連番」
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 100%(7回/7回中)、同枠・一組連番 割合 14%(1回/7回中)
- 重賞データ:一組連番 割合 33%(1回/3回中)、推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)
- L競走データ:一組連番 割合 50%(2回/4回中)、推奨人気軸 割合 100%(2回/2回中)
「ALL連番」 参考データ
- L競走データ:ALL連番 割合 25%(1回/4回中)、推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)
「同番」 参考データ】
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)、同枠2頭絡み 割合 0%(0回/1回中)
- 条件重複データ:一組連番 重複割合 14%(1回/7回中)、同枠2頭絡み 重複割合 0%(1回/7回中)
- 重賞データ:一組連番 割合 33%(1回/3回中)、推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)