2016年最初のレースは中山金杯と京都金杯だ。「一年の計は金杯にあり」という競馬の格言があるように、一年で最初のレースとなる同レースに今年一年の馬券の必勝祈願の願いを込めて購入する人も多いのではないだろうか。筆者もそのうちの1人で毎年金杯レースは欠かさず購入している。今年も1月5日にさっそく中山と京都で金杯レースが開催されるので資金を投じてゲンを担ごうかと思っている。
武豊、トーセンスターダムと半年振りにコンビ復活
京都で開催される京都金杯で有力馬として注目されているのはトーセンスターダム。京都の成績は【4-0-0-2】と優秀で、京都では信頼のおけるディープインパクト産駒。さらに鞍上は半年振りに主戦騎手の武豊騎手に戻ったというのだから期待せざるを得ないだろう。これまで多くの競馬ファンの想いに応えてきたこの男こそ必勝祈願を委ねるにはもってこいか。
弟の武幸四郎騎手で挑んだ前走のマイルチャンピオンシップでは7着に敗れているが、今後もG1路線で勝負していくならこのクラスではすんなり勝っておきたいところだろう。例年内枠の先行馬が馬券圏内に入ってくる傾向にある京都金杯だが、トーセンスターダムは中団より後ろで競馬をすることが多く、今回は枠も大外枠の8枠で斤量も57.5kgと見込まれた。決して有利な条件とは言い難いが、前走のマイルチャンピオンシップではコンマ5秒差、ステップレースとして見るなら今回は買いたくなる馬でもあるし、京都マイルが得意のディープインパクト産駒で過去に2度の優勝経験がある武豊騎手が手綱を握るなら乗り越えてくれるのではと願ってしまう。
前走が初のマイル戦で大敗しているので、この舞台でマイル適性をしっかりと見極めたい。京都マイルの最後の直線はほぼ平坦で約400mと長めだ。エンジンがかかってからの末脚は魅力で、後はマイルで今度こそそれを引き出せるかというところに期待したい。