近年は弥生賞の好走馬から多数クラシックホースが誕生しており、注目度を高めています。ただ、今年は有力馬の回避が続出し、例年と比べるとやや小粒に思えるメンバー構成という印象です。
今年の主役はおそらくホープフルS・2着から参戦するトップナイフが最有力。今年は同馬以外が混戦模様といった印象で、素直にこの馬を中心視するのが妥当と考えます。
前走はこれまでとは一転して前へ出していき、ハナをきって逃げていくとうまくスローに落とし、ゴール前のラストでハナ差交わされての2着。内容的にはほぼ勝ちに等しい競馬でしたし、実質的にG1級の実力の持ち主ならここで苦戦することはないように思えます。
賞金的に余裕があり、鞍上も騎乗ぶりが読めない横山典弘騎手と飛びそうな材料も揃ってはいますが、出るからには無様な競馬はしないと見て本命視したいと思います。
続いて相手ですが、今回対抗馬として有力視しているのは前走の若駒Sで2着だったワンダイレクトです。
前走は掛かかりながらも好位3番手のインから抜け出しての2着という内容でした。中京で高いパフォーマンスを見せてきている馬で、初の中山に対応できるかどうかなど不安もありますが、今回は状態面の良さと地力の高さを評価し、対抗馬として有力視させていただきました。
追い切り評価の高い馬としても挙げたように、しまい11秒台の追い切りを連発して気配は良好。末脚の切れ味は増して、前走よりデキは相当上がってそうな気配です。
前走についても、掛かってフラつく幼さを見せながらも地力の高さだけで接戦の2着に好走。素質の高さはここでは上位と感じます。甲乙つけがたいメンバー構成なだけに、ここは上がり目の大きさと素質の高さがあるワンダイレクトを対抗馬として有力視しました。
ということで今年の弥生賞は本命トップナイフ、対抗ワンダイレクトです。いずれも人気を集めそうなだけに、少点数に絞った馬券で狙い撃ちしたいと思います。