昨年の有馬記念で最下位の16着に敗れたリアファル(牡3)が、左前屈腱部に腱鞘炎を発症させていたことが判明した。
ダートから芝へ転身してきて4戦目で有馬記念という大舞台へ飛び込んできたリアファル。有馬記念では当日3番人気に推されるほどの人気で、レースも好スタートを決めて2番手の好位を追走。注目度の高いレースを繰り広げていたリアファルだったが最終コーナーの直線手前で急に失速して最下位に敗れた。明らかに異常な失速具合から故障が心配されていたが、腱鞘炎という結果に安堵したファンも少なくないのでは。怪我には変わりないので安堵したというのは不謹慎かもしれないが、調教師の音無師もレース直後は「引退も覚悟していた」とコメントしているように重度の怪我でなかったことは不幸中の幸いであったと言えるだろう。
リアファルは1月4日に滋賀県のノーザンファームに放牧に出され、様子を見た後北海道で療養する予定となっている。音無師は復帰は秋以降になるというコメントを残しているが、あくまで復帰は未定となっている。芝で才能を開花させた中での故障は残念ではあるが、まだ4歳になったばかりの若駒である。まずは怪我の治療に専念することが最重要だ。