3月25日にドバイのメイダン競馬場で行われるドバイシーマクラシック(G1、芝2410m)へ向けて、連覇を目指すシャフリヤール(牡5、藤原英昭厩舎)が国内における最終追い切りを消化した。
追い切りに騎乗したのは、2021年の日本ダービーで同馬に騎乗して優勝した福永祐一調教師。CWコースで古馬3勝クラスのプライムフェイズと併せ馬を行い、直線で仕掛けられると鋭く反応し、ラスト1Fは11秒1の切れ味で3馬身突き放してゴールした。
福永調教師は、昨年もドバイ遠征前の国内最終追いで同馬に騎乗。昨年は4F55.5-1F12.2をマークし、併せたヴァンドギャルドと併入でフィニッシュ。今年は4F53.6-1F11.1と昨年以上の時計は計時しており、ここまでは順調そのもの。ジャパンCからのローテーションは昨年同様も、海外遠征の経験値がすでにある状態で臨める今年は臨戦態勢としては昨年以上とも言えるだろう。
なお、福永調教師は実際に開業するまでは「技術調教師」という立場になり、今回はドバイ遠征にも同行が決定済み。現地ではシャフリヤールや、ドバイターフに出走予定の僚馬ヴァンドギャルドの調教をつける予定となっている。
今後については「国内外のセリに行ったり、育成牧場、生産牧場に行く予定です」と説明しており、国内外問わず、調教師としての技術を研さんしていく方針。まずはドバイ出走馬の調整に力を入れ、結果を残せるかに注目だ。