今週の阪神競馬の日曜メインは天皇賞春へと繋がる重要なステップレース「阪神大賞典」です。過去の好走馬は天皇賞でも好走するケースが多く、本番を占う上でも見逃せない一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ボルドグフーシュ(牡4、宮本博厩舎)
前走の有馬記念・2着から参戦するボルドグフーシュ。年度代表馬のイクイノックスには完敗でしたが、エリザベス女王杯の覇者で3着だったジェラルディーナに1馬身半差をつけており、次走を楽しみにさせてくれる内容でした。現在7戦連続で上がり3Fで最速のタイプを記録中で、ポテンシャルの高さはG1馬にも見劣りしません。2走前の菊花賞でも2着に好走しており、長丁場は得意舞台。今年の古馬中長距離路線において、注目の存在と言えるでしょう。
ディープボンド(牡6、大久保龍厩舎)
2021年・2022年の阪神大賞典の勝ち馬ディープボンドは3連覇を狙って今年も参戦。2021年・2022年の天皇賞春や、2021年の有馬記念でも2着に入るなど長丁場のG1戦線で活躍。この条件では安定しており、今年の阪神大賞典でも盤石と言える存在でしょう。前走の有馬記念では8着に敗れてしまいましたが、その前の凱旋門賞のダメージがかなり大きかった印象もあり、有馬記念当日の交通状況が悪く輸送でダメージもあった模様。得意の舞台で関西開催なら巻き返しも十分期待したい1頭です。
ジャスティンパレス(牡4、杉山晴紀厩舎)
前走の有馬記念・7着から参戦するジャスティンパレス。7着に敗れてしまいましたが、上がりがかかる恵まれない展開で伸びないところを頑張るかたちになってしまっての敗退で、悲観する必要はないでしょう。2歳時のホープフルSで2着に好走し注目を集めましたが、明け3歳の春は皐月賞・9着、ダービー・9着と春のクラシックは惨敗。ところが秋初戦の神戸新聞杯を制し重賞初制覇を果たすと、続く菊花賞でも3着に好走と改めてG1で勝ち負けする力はある所を証明してくれています。兄は昨年の阪神大賞典で2着だったアイアンバローズということで、この舞台でも勝ち負けが期待できる1頭です。