中山競馬の日曜メインはダート1800mのハンデG3「マーチS」です。ハンデのG3ということもあり伏兵馬の激走にも警戒したい一戦ですが、まずは有力馬からの考察が基本。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ハピ(牡4、大久保龍厩舎)
前走のチャンピオンズC・3着から参戦するハピ。重賞は未だ未勝利ですが、デビューからの8戦全ては掲示板内と安定感は抜群。レパードS・3着、シリウスS・2着と重賞レースで善戦しており、前走はダートG1王者決定戦のチャンピオンズCでも0秒2差の3着に好走。重賞タイトルは時間の問題と思われる1頭です。戦ってきた相手のレベルを考えれば、ここは勝ちきって悲願の重賞初Vを果たす大きなチャンス。ダート重賞戦線での活躍が期待される1頭で、まずはここを制して重賞馬となり、賞金を加算しておきたいところです。
ウィリアムバローズ(牡5、上村洋行厩舎)
前走のポルックスS・2着から参戦するウィリアムバローズ。2走前のみやこSでは14着と大敗しましたが、今年初戦のポルックスSでは最内枠から先手を取って2着に逃げ粘りました。馬体重は10kg増でしたが、みやこSで落としていた馬体が戻ったかたちでしっかりと立て直してきました。昨年はオープンのラジオ日本賞を番手追走から2着、卯月Sは好位から抜け出して快勝と、安定した先行力が魅力です。中山コースは【3-2-0-0】と好成績で、持ち前の先行力が活きてくる舞台。ここもすんなり先手を取れるなら、好勝負が期待できそうです。
ハヤブサナンデクン(牡7、吉村圭司厩舎)
前走の東海S・3着から参戦するハヤブサナンデクン。昨年はシリウスS・7着、武蔵野S・5着と重賞戦線で結果を残せませんでしたが、今年初戦の東海Sでは番手から仕掛けていく堂々の競馬を展開して3着に好走しました。昨年はダートオープンの三宮Sで川崎記念・3着のニューモニュメントを降しており、もともと素質は高い馬。中山コースはデビュー2戦目の500万下以来と久々ですが、急坂をこなせるパワーは中京での良績が証明しており、先行力の高さも中山コース向き。ここで待望の重賞制覇となるかに注目です。