阪神競馬の日曜12Rでは、ダートスプリントの3勝クラス「陽春ステークス」が開催。
貴重なダートスプリント路線で今回注目しているのは、前走の伊賀S・5着から参戦するサンライズアムールだ。昨年6月の未勝利馬を勝利し、デビュー3戦目でようやく初勝利と時間を要したが、3歳3月に経験馬相手の初陣と遅いデビューで、芝で2戦して凡走してから3戦目でダートに切り替えて一変と流れは良い。実際、この勝利を皮切りに以降はダートで3連勝と砂で勢いをつけてきた。
前走の伊賀Sは中団の前目から好位へ上がり、直線抜け出して先頭に立つも、終始後ろでマークされていた勝ち馬サンライズホークにうまく抜け出されての敗退。勝ち馬の強さが目立った一戦だったが、前に行った馬で粘れてたのはこの馬だけで、メンバーレベルもオープン級とも言って良いレベルだったと感じる。1番人気の期待を裏切る結果とはなってしまったが、悲観する負け方ではなかったと言ってよいのではないだろうか。
中京から阪神替わりもプラスになると見る。2走前の阪神1200mで行われた2勝クラスでは好位から抜け出す正攻法の競馬で快勝しており、勝ちタイムの1分10秒7は楽に現級突破レベル。14キロ増の明らかな余裕残しの体つきでこの勝ちっぷりは期待感を高める内容だ。
前走は展開負けであり、速い流れで前が全て沈む中でよく粘ってくれた。展開が刺されば楽勝もあるくらい能力は高い1頭であり、ここは相手関係からの展開予測で取れるのではないだろうか。