石川裕紀人騎手は昨年、7月16日の福島10Rでダイワエキスパートに騎乗したが、向正面で同馬が故障を発症して落馬。石川騎手は左下腿骨骨折と診断され、当面の戦線離脱を余儀なくされた。なお、ダイワエキスパートは右副手根骨粉砕骨折で安楽死となった。
怪我から約9ヶ月、石川騎手は17日に美浦トレセンで調教を開始した。レース復帰は来週の28日の東京を予定している。
昨年7月にはセダブリランテスでラジオNIKKEI賞を優勝し、悲願の重賞初制覇を達成した石川騎手。セダブリランテスはその後アルゼンチン共和国杯でも3着に入着し、今年の始動戦となった中山金杯で優勝し重賞2勝目を達成するなど、その後も中距離重賞路線で活躍。しかし、中山金杯後に剥離骨折を発症し休養を余儀なくされた。夏の新潟開催復帰を目指しているが、石川騎手とのコンビ復活を期待するファンも少ない無いだろう。
デビュー1年目は12勝にとどまったが、2年目に40勝、3年目に43勝と順調に勝ち星を伸ばしていった。昨年は怪我により20勝にとどまったが、デビュー4年目にして通算100勝を達成。期待の若手だけに、復帰後も期待が膨らむ。