古馬ダート重賞の「アンタレスS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

プロミストウォリア（牡6、野中賢二厩舎）

4/12（水）栗東・坂路（良）4F51.5－3F37.1－2F24.9－1F12.2（強め）

鮫島克駿騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬マテンロウルビーを追走し、ジリジリと差を詰めるとラスト1Fは12秒2の脚で交わして1馬身先着しました。自己ベストに0秒2差まで迫る自身2位の好時計で、久々でも好仕上がりを印象付けています。ラスト2Fは12秒7－12秒2の好ラップで、パワフルなフットワークを持続できる持続力も加速力以上の魅力があります。1週前も鮫島騎手を背に坂路で4F53.6－1F12.0をマークしており、この馬なりに好時計をマーク。1勝クラスで復帰してから順調に上昇しており、今回も好調ぶりがうかがえる追い切りを消化。フェブラリーSを見送り、先月中旬からじっくりと乗り込まれてここを目標に調整が進められてきました。態勢は整っていると見て良いでしょう。

ヴァンヤール（牡5、庄野靖志厩舎）

4/12（水）栗東・坂路（良）4F53.1－3F38.7－2F24.7－1F12.2（強め）

栗東坂路で単走。序盤は軽めにゆったりと進出し、徐々に気合いを付けて加速していき、ラスト2Fは12秒5－12秒2の好ラップでゴール。530kg台の大型馬ですが、素軽いフットワークで脚取りは軽快。2走前の東海Sの最終追い切りでは上体があがりラストは大きく失速、前走もラストで失速して併せ馬にも遅れてと、ゴール前はやや回転力が落ちる走りが目立っていた馬ですが、今回は好ラップで首の使い方も良く、近走の中では一番良く見える追い切りです。前走は落馬からカラ馬でゴールと不甲斐ない結果に終わりましたが、ここは巻き返しが期待できそうです。

ロードブレス（牡7、奥村豊厩舎）

4/12（水）栗東・CW（良）6F84.7－5F67.7－4F52.0－3F37.0－1F11.8（強め）

川須栄彦騎手を背に栗東CWコースで単走。4コーナーを大きくまわって直線を向くと、馬なりの楽な手応えながらラスト1Fは11秒8の伸び脚を見せました。1週前も川須騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F86.3－1F11.7をマークし、併せた障害オープンのテーオーソクラテスに追走併入。長期休み明けという点が懸念材料でしたが、帰厩して間もない先月の29日にはCWで5F68.4－1F11.6と好時計をマーク。週を追うごとに良くなっており、最終では軽快でスピード感ある走りを楽に見せてきたのは好感が持てます。ある程度デキた状態で戻って来ただけに、ここは好状態でレースに臨めそうです。