大のギャンブル好き芸人として知られるお笑いコンビ、霜降り明星の粗品。最近は逆神ぶりを発揮しており、“消し”のファクターとしての役割をしっかり果たしてくれていたが、先週の桜花賞は見事に予想を的中させ、久しぶりに呪いを解いた。
勝馬リバティアイランドを本命馬として挙げ、同馬を1着固定、2・3着に9頭を入れた3連単フォーメーション72点で勝負。レースは本命リバティアイランドが優勝し、2着・コナコースト、3着・ペリファーニアもしっかり拾って的中させた。断トツ1番人気を強気の1着固定の3連単、ヒモ荒れ期待の馬券が見事にハマったかたちだ。
牝馬三冠の1弾目「桜花賞」を的中させて今春は幸先の良いスタートをきることができたが、このまま牡馬クラシックの第一弾「皐月賞」も的中させて連続的中となるのか。本命馬が気になるところだ。
昨年の皐月賞では、7番人気のデシエルトを本命視し、結果は16着に大敗した。当時の中山の馬場と、外枠の逃げ・先行馬という点を考慮し選出。今年は前日土曜が雨で、日曜の午前中まで続く予報が出ているところもある。となれば今年も“馬場”と“枠”は重要度の高い要素となりそうで、粗品も当然ここを考慮してくるはずだ。
昨年も重馬場適性の高い先行馬を有力視しているので、今年も同じタイプを選出してくるのではないだろうか。となれば、同じ中山コースで馬場も重馬場だったスプリングSで上位に来た馬から狙ってくる可能性は高そうだ。
まずは1着馬のベラジオオペラだ。控えて中団追走から、緩みのないタフなペース・タフな馬場を差し切る強い内容だった。阪神・東京・中山とここまですべて異なるコースを走って、脚質も前・後と違う競馬も出来る器用な自在性は魅力だ。最終週の中山、雨の影響を受けるタフな馬場となれば、ここは同馬にとってベストの舞台となるだろう。
そして2着馬のホウオウビスケッツ。こちらは好位から追走し、勝負所で内から進出して2着に粘ってきた。逃げの手もある先行馬で、逃げ馬候補としても注目度は高い1頭だ。実績面からもおそらくは中穴クラスの伏兵馬という立場が濃厚。妙味のある1頭ということで穴馬としても抑えておきたいところでもある。粗品が本命馬として挙げるかは微妙なところだが、相手には選んでくる可能性は高そうだ。
この2頭を粗品が購入するかどうかは分からないが、先週の的中で一時的に彼の“呪い”が解けているなら、今回は粗品の予想にノッてみるもの手かもしれない。