ヴィクトリアマイルの前哨戦「福島牝馬S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ストーリア(牝4、杉山晴紀厩舎)
4/19(水)栗東・坂路(良)4F54.6-3F39.5-2F25.1-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。終始馬なりの軽めの内容でしたが、フットワークは軽快で集中力を保って余力十分の走り。1週前はCWコースで強めに追われ、しまい重点に追われて6F82.1-1F11.3をマーク。全体時計は自己ベスト更新で、ラストも11秒3の猛時計をマークと好内容の追い切りを消化しました。前肢を有効に使った力強い動きをみるに、疲れやデキ落ちの心配は全くなし。高いレベルで好調をキープ出来ている印象で、引き続き好状態でレースに臨めそうです。
ジネストラ(牝5、鹿戸雄一厩舎)
4/19(水)美浦・南P(良)5F67.4-4F52.3-3F38.7-1F11.9(馬なり)
三浦皇成騎手を背に美浦のPコースで単走。いつも通りのPコース追いで、最終は馬なりながらも絶好の反応と動きで伸びてラスト1Fは11秒9の好時計をマーク。1週前もPコースを単走で追われ、5F68.7-1F11.5をマーク。時計の出やすいPコースとは言え、このコースで2週連続11秒台をマークしてきたのは今回が初です。全体時計も前走以上の時計をマークしており、道中の折り合いはスムーズで、直線もしっかりキレてと文句なしの追い切りを消化。近走は逃げる競馬で結果を出してきましたが、前走は控える競馬で快勝し、先につながる内容でした。追い切り内容からも十分に好調であることが伝わります。
エリカヴィータ(牝4、国枝栄厩舎)
4/19(水)美浦・南W(良)5F68.6-4F53.3-3F38.0-1F11.5(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。古馬オープンの僚馬レッドランメルトを追走して道中はしっかりと折り合い、直線は外から11秒5の脚で取り付いて併入。全体時計は平凡ですが、しまいは11秒5とこの馬としては速い時計を出しており、2週連続で11秒台をマークしてきた点も普段では見られないところです。1週前の追い切りでは、南Wで5F63.9-1F11秒5の好時計をマークし、ここへ来て自己ベストを1秒5も更新。前走の追い切りよりも全体的に反応が良く、重さが取れてしまいの伸びも上々。前走の愛知杯は14着に敗れましたが、一戦使われてしっかりと良化してきた印象です。上積み感じる追い切りで好気配が伺えます。