日曜の東京競馬10Rはダート2100mのリステッド競走「ブリリアントS」が開催。
過去10年で10万馬券以上が5度と、ハンデ戦らしく波乱含みの一戦だ。10番人気以下は【0-3-5-2】と穴が3着に絡んでくることが多く、3着が荒れて高配当となるケースが目立っている。
ただ、1番人気は【5-0-1-4】と勝率は高く、信頼度は高め。1着馬に関しては素直に1番人気を信頼し、ヒモ荒れを期待するかたちで馬券を組むのがセオリーと言えそうだ。
今年の1番人気は、リステッド・オープンで3戦連続馬券圏内中のバイシュラバナが最有力と言えよう。
控えて脚を溜め、直線は良い脚を長く使って伸びてくるタイプ。昨年10月は、同じ東京のダート2100mで行われたリステッドのブラジルカップで2着に好走しており、東京コースは同馬にとって絶好の舞台となる。実際、東京のダート2100mは【2-1-1-0】で馬券圏内率は100%と好成績だ。
クラスが上がってからはなかなか勝ちきれず歯がゆい競馬が続いているが、ブラジルカップは約8ヶ月の休み明け、出遅れて道中もやや力んでおり、展開も向かないという中での2着は負けて強しの内容と言えよう。
続くカノープスステークスは3着で、ハイペースの展開こそ向いたが、直線の立ち上がりがやや鈍く、右回りという条件が響いたようにも思える。そして前走のアルデバランSでは左回りへ舞台は変わったが、スローペースの前残りと展開が向かなかった中での3着も高く評価していい。
ヨーイドンに強いタイプではないので、ある程度ペースは流れてほしいところだが、得意の東京コースで今回のメンバーなら、まず崩れることはないだろう。
今回鞍上がM.デムーロ騎手から戸崎圭太騎手へと乗り替わりとなるが、東京の成績が良い同騎手への乗り替わりもプラスと捉えたい。同レースは過去10年で三度馬券に絡んでおり、2016年にはアポロケンタッキーで好騎乗を見せて勝ち星を挙げている。有力馬で臨める今年も期待したい。
データ的に信頼度が高い1番人気、実績上位、人馬ともに東京巧者と好条件が揃っているここは、素直にバイシュラバナを中心視したい。