3歳マイル王決定戦「NHKマイルC」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される有力馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。
エエヤン(牡3、伊藤大士厩舎)
4/27(木)美浦・坂路(良)4F56.9-1F13.5(馬なり)
美浦の坂路で単走。終始馬なりで楽な手応えのまま追われ、軽めの追い切りを消化。流す程度の内容でしたが、今年4戦目なので強めの負荷は必要ないでしょう。前走の時点で馬体重も10kg減と身体も絞ってこれているので、あとは良い状態をどこまでキープできるかというところがカギとなりそうです。引っ掛かるところがある馬なので、やり過ぎると逆効果になりそうで、負荷をかけずに折り合いやリズムを重視した点は好感が持てます。前走は持ったままで快勝しており、レース後も「元気はいっぱい」と陣営もコメント。大きな上積みはありませんが、引き続き好状態をキープ出来ている印象です。
ドルチェモア(牡3、須貝尚介厩舎)
4/26(水)栗東・CW(良)6F81.0-1F11.5(馬なり)
三浦皇成騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳オープンの僚馬ユティタムを4馬身後ろに置き、道中は折り合いに専念してゆったりと進め、直線は相手を待って追われると、ラスト1Fは11秒5の末脚で伸びて併入しました。攻め駆けする相手で追いつかれる形にはなりましたが、こちらは楽な手応えのままでラストは軽く気合を付けられる程度の軽めの内容でした。全体時計は自己ベスト更新で、しまいもこれだけ伸びていればここまで順調に仕上げられていると見て良いでしょう。
クルゼイロドスル(牡3、高橋義忠厩舎)
4/27(木)栗東・CW(良)6F79.3-5F64.3-4F50.5-3F36.7-1F12.0(一杯)
M.デムーロ騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。5歳オープンの僚馬ホールシバンを3馬身後ろに置き、ラスト1Fは12秒0で伸びて取り付いて併入しました。全体時計は自己ベスト更新と速い時計をマークしてきましたが、もともとそこまで時計を出すつもりはなかったようで、騎手の雨合羽が擦れる音を気にして元気良く行ってしまったようです。それでも乗り手には従順で、操縦性については問題なさそうです。先週の2週前もM.デムーロ騎手を背にCWコースで同じくホールシバンと併せ馬を行い、馬なりしまい重点で6F87.0-1F11.7をマークし、併せ馬にクビ差遅れてゴール。折り合い面の課題を残しており、2週連続で騎手とコンタクトをとってしっかり感触を確かめている点は好感が持てます。