ダービーへ向けたトライアル「青葉賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
サヴォーナ(牡3、中竹和也厩舎)
4/26(水)栗東・P(良)6F79.0-5F63.6-4F50.1-3F37.6-1F11.7(馬なり)
栗東のPコースで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬アスターブジエを5馬身先行させ、コーナーでは外をまわって取り付いて、直線はジワジワと伸びて併入しました。直線も余力十分でギリギリまで相手の後ろでしたが、スピードに乗ってからはあっさりと並びかけてゴール。1週前は坂路で一杯に追われ、4F53.6-1F12.3をマーク。前走時以上の時計はしっかりとマークしており、状態面の良さが目立つ追い切りをこなしています。3ヶ月半で5戦を消化し、内3戦は関東遠征、3戦連続で2400m戦とかなりタフなローテーションですが、馬はケロッとしており高いレベルで好状態をキープ出来ている印象です。
ハーツコンチェルト(牡3、武井亮厩舎)
4/26(水)美浦・南W(重)5F65.5-4F51.0-3F37.0-1F11.5(馬なり)
美浦の南Wで単走。前半はゆったりと入り、直線は残り1Fまで我慢させ、促されると即座に反応して弾けて11秒5の鋭さを見せてゴールしました。道中の息遣いや息の入りも良好です。1週前は南Wで3頭併せを行い、6F82.6-1F11.6をマークし、3頭併せの真ん中から伸びて先行させた相手と併入、後ろに置いた相手に半馬身先着しました。中間は併せ馬を中心にこなしており、その効果もあってか最終追いは単走でも前進気勢がある中でしっかりと折り合って落ち着いた走りが出来ている印象です。前走は直線の反応がまだ鈍かったので、反応面で良化が見られた今回はパフォーマンスも上げてくるのではないでしょうか。
グランヴィノス(牡3、友道康夫厩舎)
4/26(水)栗東・芝(やや重)6F84.0-5F67.3-4F52.6-3F38.7-1F12.0(馬なり)
栗東芝コースで単走。ゆったりとした馬なり中心の軽めの追い切りながらも、ブレのない安定したフットワークで素軽さの目立つ動きでした。1週前はCWコースで2頭併せを行い、一杯で追われて7F94.3-1F11.7をマークし、3歳オープンの僚馬サトノグランツにクビ差遅れてゴール。相手には遅れましたがかなり追走してのもので、6Fは78秒7、4Fは50秒6、しまいも11秒7という好時計で、自己ベストも大きく更新。もともと弥生賞を使う予定で調整されてきた馬なので、態勢自体は早い段階から整っていたと見てよいでしょう。