【天皇賞春2023予想】雨はむしろ歓迎!本命と対抗は〝この馬〟だ

新京都競馬場で行われる最初のG1は、長丁場の伝統レース天皇賞・春です。馬場コンディションの良い舞台ではありますが、今年は週末が雨となっており、ある程度タフな馬場もこなせる馬が狙い目となりそうです。

となれば狙いたいのは、昨年の覇者タイトルホルダーです。

長距離戦では一昨年の菊花賞が5馬身差、昨年の天皇賞・春が7馬身差、そして前走の日経賞が8馬身差という圧倒的なパフォーマンスを発揮しており、現役最強のステイヤーと評価するファンも多いことでしょう。

前走の日経賞は不良馬場の中、前半1000mあたりまでは例年の良馬場平均くらいのラップで推移しており、一旦息を入れからラスト2Fで再加速。直線は上がり最速の脚で後続を8馬身突き放す完勝ぶりでした。

不良馬場で59kgの斤量を背負ってこの内容は圧巻で、パワーとスタミナ比べなら、国内ではもはや敵無しでしょう。雨の影響が残る馬場、斤量は前走から1kg減、枠も2枠3番の好枠と、絶好の条件が揃っている今回は素直に同馬を本命視したいと思います。

続いて相手ですが、こちらも不良馬場の適性を重視するなら、外せないのは昨年の同レース2着馬ディープボンドです。

重馬場開催となった2021年の阪神大賞典を5馬身差で快勝、凱旋門賞の前哨戦のフォワ賞でもタフなロンシャンの馬場を逃げ切って快勝、稍重だった昨年の天皇賞・春もタイトルホルダーの2着と、長距離の道悪は得意な条件です。

ズブい馬ですが、京都の下り坂がこのあたりをカバーしてくれる可能性もありそうで、実際京都で開催された京都新聞杯で1着、菊花賞でも4着に好走するなど京都の実績は優秀です。上位勢のほとんどが京都未経験という中で、この京都実績は大きなアドバンテージとなりそうです。安定した先行力も魅力で、4枠7番と好枠を引けた今回も前目から自分の競馬ができそうな気配十分です。

ということで今年の天皇賞春は、タフな馬場の消耗戦になると踏んでタイトルホルダーを本命、ディープボンドを対抗とした、スタミナ抜群の2頭による前残り決着を予想します。