昨年のジャパンC覇者で、今年3月のドバイワールドCで13着に敗れたヴェラアズール（牡6、渡辺薫彦厩舎）は、6月25日に阪神競馬場で行われる宝塚記念（G1、芝2200m）を目標にすることが明らかになった。2日、所有するキャロットクラブが公式ホームページで発表した。

前走のドバイワールドカップでは中団内で脚を溜めて追走したが、直線では持ち前の切れ味を見せることができず、13着に敗退。ダートでデビューして昨年春に芝へ転身。京都大賞典を制し、続くジャパンC連勝と芝の大舞台で活躍してきたヴェラアズール。ドバイワールドカップも制して芝・ダートG1制覇の二刀流馬として名声を高めたかったところだが、速いペースに苦労したところもあり、見せ場を作れずに終わってしまった。

再び芝へと戻し、巻き返しを狙う。現在は、滋賀・ノーザンファームしがらきで放牧中。