日本ダービーの前哨戦「京都新聞杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ダノントルネード（牡3、中内田充厩舎）

5/3（水）栗東・CW（良）6F84.7－5F68.7－4F53.3－3F37.6－1F11.4（馬なり）

西村淳也騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬3勝クラスのロードプレジールを追走し、直線は内からラスト1F11秒4の伸び脚を見せて併入。大型馬で加速にモタつくところがある馬ですが、馬の多い時間帯で混んでいた中でもしっかりとギアを入れて脚を伸ばすことが出来ていました。1週前はCWコースで一杯に追われ、6F82.5－1F11.1とここでもしまいは11秒1としっかり伸び切っています。馬場が緩い中でも動けており、時計を見てもわかる通り脚力は素晴らしいものがあります。攻めた仕上げが見込める今回は高いパフォーマンスが期待できそうです。

マイネルラウレア（牡3、宮徹厩舎）

5/3（水）栗東・坂路（良）4F51.9－3F37.3－2F24.3－1F12.2（馬なり）

栗東坂路で2頭併せ。古馬2勝クラスのタガノカイを追走し、馬なりながら内から抜群の手応えで伸びて楽に1馬身半先着しました。終いもこの時計で止まらず登れており、程よく気合いが乗ってゴールまで粘り強い走りを見せてきました。エンジンのかかりが遅いところがある馬ですが、一度スピードに乗ってしまえばやはり良い脚を使います。休み明けの前走を叩かれてしっかり良化してきた印象で、上積みは大きそうです。中2週で中間は軽めですが、最終で楽にこの時計なら疲れもなさそうです。ここは絶好の状態でレースに臨めると見て良いでしょう。

オメガリッチマン（牡3、安田翔伍厩舎）

5/3（水）栗東・CW（良）6F85.9－5F68.9－4F52.9－3F38.2－1F11.9（馬なり）

横山典弘騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬エルモサミオを3馬身追走し、4コーナーで内から差を詰めて並びかけると、直線はラスト1F11秒9の脚で伸びて併入しました。他の厩舎の馬が多い時間帯で、最後は4頭くらいで叩き合うようなかたちになりましたが、その中でも手応えは優勢。1週前はCWコースで一杯に追われ、6F83.5－1F11.3をマーク。しまい重点に追われてラスト1Fは自己ベストの11秒3をマークし、ラストは速い脚を使ってきました。前走の追い切りよりも全体的にスムーズな走りで軸も安定しています。叩いた上積みが見込めそうな1頭です。