新潟の名物ハンデ重賞「新潟大賞典」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ヤマニンサルバム（牡4、中村直也厩舎）

5/3（水）栗東・坂路（良）4F51.7－3F37.6－2F24.2－1F12.0（馬なり）

栗東坂路で2頭併せ。3歳オープンの僚馬ミルトクレイモーと併せ馬を行い、仕掛けられると豪快なフットワークで伸びて併入。ラストは先にこちらが動いて相手にややアオられる形となりましたが、スムーズに手前を替え、ラスト2Fは12.2－12.0の好ラップでまとめて最後までしっかり加速できていた点は好感が持てます。調教駆けするタイプの相手をおさえてこの時計なら申し分ありません。1週前は稍重のCWでコースで2頭併せを行い、6F81.6－1F11.5の好時計をマークして併入。高いレベルで好調をキープできていると見て良いでしょう。

セイウンハーデス（牡4、橋口慎介厩舎）

5/4（木）栗東・坂路（良）4F51.7－1F12.1（馬なり）

栗東坂路で単走。最後まで手綱は絞ったままでしたが、行きっぷりは良く、ラスト1Fは12秒1を楽にマーク。追い切りでは毎回よく動いてくれる馬で、今回も抑えた中でも楽に好時計をマークしてきました。気性面の課題がある馬ですが、しっかり折り合って遊ぶようなところも見られませんでした。前走はまくってこられてもちゃんとハミを取って走れており、気性面でも良化が見られた点は好材料です。前走は長期休養明けでまだ太め残りでしたが、今回は馬体も絞れている様子で、使われた上積みが見込め、気性面の良化も見られるここは高いパフォーマンスが期待できそうです。

アイコンテーラー（牝5、河内洋厩舎）

5/3（水）栗東・坂路（良）4F52.7－3F37.6－2F24.2－1F12.0（馬なり）

栗東坂路で2頭併せ。馬場が混雑した時間帯でしたが、集中してしっかり折り合って追走。ブレのないフットワークでしまいは12秒0の好時計でまとめて、クビ差先着しました。1週前もCWコースで6F79.3－1F11.3の猛時計をマークしており、4ヶ月ぶりを感じさせない好気配です。ここを目標に順調に仕上げられてきた印象で、新潟で4勝とコース相性も良く、ハンデも54kgと手頃なここは高いパフォーマンスが期待できそうです。