【AJCC2016】デビュー3年目の石川、ライズトゥフェイムで名声上げれるか

24日(日)は中山競馬場にて「第57回アメリカジョッキークラブカップ」が開催される。G2馬のサトノラーゼン、ディサイファや、年明けの中山金杯で2着だったマイネルフロストなどが上位馬として注目を集めているが、3頭いずれも中山での勝利実績はナシ。中山競馬場はトリッキーなコースなだけに中山での実績というのはかなり重要になってくるのではないだろうか。

中山実績を重視するならライズトゥフェイム

今回注目したいのは、逆に中山でしか勝ったことがない馬「ライズトゥフェイム」だ。通算成績は21戦5勝、注目すべきはこの5勝が全て中山で開催されたレースであるということだ。中山での成績は【5-1-3-5】で連対率42.8%、複勝率64.2%と高い数値を叩き出している。前走の中山金杯が重賞レース初挑戦で4着に入着。馬券には絡めなかったが直線では上がり最速32.6秒の脚を披露し重賞でも十分力が通用することを証明して見せた。

中山金杯の2000mからAJCCの2200mと距離が延長されるが、差し脚が活きる外回りコースは合いそうだし距離も前走の印象で考えれば距離延長はむしろ歓迎だ。そして鞍上の石川裕紀人騎手はデビュー3年目の若手騎手。重賞初制覇に向けて昨年夏からコンビを組んでしっかり乗り込んできた。中山金杯では重賞初制覇を果たせなかったが、次走こそは「rise to fame(名声を上げる)」という馬名通り重賞を勝って名声を上げてほしい。