6月3日(日)に東京競馬場で開催される安田記念に出走を予定していたエアスピネル(牡6、笹田和秀厩舎)が、同競走を回避することが明らかとなった。同馬を管理する笹田調教師が発表した。
エアスピネルは前走のマイラーズC(3着)後の疲労が抜けず、春を見送ることになった。今週中には宮城県の山元トレセンに放牧へ出される予定となっている。
安田記念は昨年も出走しており、5着という結果。昨年のマイルCS・2着という実績からも、今回も有力馬の一角として注目を集めていた。騎乗停止処分から明けた鞍上の武豊騎手にとっても、G1タイトルを狙える有力馬だっただけに同馬の回避は痛い知らせだろう。
今年は始動戦として予定していた2月の中山記念も右前橈骨(とうこつ)骨膜炎の発症で回避しており、マイラーズCは予定を変更しての参戦であった。今年はこれで二度目の回避となり、ローテーションもスムーズさに欠けている状況だ。なかなか歯車が噛み合わないエアスピネル陣営だが、秋以降の活躍に期待したい。