「生涯収支マイナス1億円君」を引退し、「生涯収支マイナス2億円君」として復活してから半年以上が経つお笑い芸人の霜降り明星・粗品。
5月も天皇賞春で本命視したタイトルホルダーがまさかの競走中止、先週のNHKマイルCもカルロヴェローチェを本命視し5着敗退と、順調にマイナスを蓄積している粗品。春の女王決定戦であるヴィクトリアマイルにおいても、彼が本命視する馬には警戒しておきたいところだ。
さて、気になる本命馬だが、昨年のヴィクトリアマイルは1番人気のレイパパレを本命視するも、まさかの12着に敗退した。まずは馬場状態が重くなる点を挙げ、時計が速くならないだろうと予想。前目から安定した競馬ができ、重馬場適性も高いレイパパレを本命視したのは納得のいく見解だったと言えよう。
ただ、レースはレイパパレがスタートで大きくバランスを崩し、好位に上がるも序盤のロスが響いてか12着に沈んだ。馬券はレイパパレを1着アタマで固定し、2・3着を広めにおさえて計84点の3連単で勝負した粗品。1着レイパパレが来なかっただけならまだしも、広めに買った2・3着馬も全く来なかったという外しっぷり。その精度たるやまさに逆神のごとくである。
今年も週末は雨の予報が出ており、重馬場を考慮した予想を展開してくる可能性は高そうだ。昨年同様重馬場適性の高い先行馬から狙ってくるとなれば、ソダシ、サウンドビバーチェあたりは狙ってきそうだ。
ソダシは芝レースでは良馬場のみの経験だが、フェブラリーS・3着や洋芝の好走実績からタフ馬場はこなしてくる可能性は高い。実績的に見てもここは上位の存在で、1・2番人気には推される人気馬となるだろう。
サウンドビバーチェは前走稍重の阪神牝馬Sを快勝しており、2歳時には重馬場の未勝利戦を快勝と、タフ馬場では好成績。2000mの紫苑Sを逃げて2着に粘っており、前走も番手追走から抜け出して快勝と、安定したスタートと先行力は大きな魅力だ。実績的には上位人気からは一枚落ちる存在となりそうで、妙味のある1頭となりそうだ。本命視とまではいかなくとも、相手にはおさえてくる可能性は高そうだ。
この2頭を粗品が購入するかどうかはわからないが、“逆神ぶり”全開の負けっぷりでレースを外し続けている彼が本命視するようなら、警戒しておく必要がありそうだ。