5月17日は川崎競馬場で「川崎マイラーズ」が開催。南関東屈指のマイラーが集結し、激戦区であるマイル戦線を賑わせる。
今年は2021年の東海S・平安S覇者で転入2戦目を迎えるオーヴェルニュ、JRAのダート重賞を3勝しているスワーヴアラミス、重賞5勝の実績が光るゴールドホイヤーなどの有力馬が多数参戦。
昨年は三連単194,040円の高配当が飛び出し、2017年には107万馬券と、波乱も目立つ一戦だ。上で挙げた人気上位馬も無視はできないが、波乱の決着も想定しておきたい一戦だ。
伏兵でとくに有力視しているのは、前走のブリリアントカップ・4着から参戦するデュードヴァンだ。
前走のブリリアントカップは逃げの手を打って4着に粘り込む競馬。川崎コースも、今年初戦の大師OPで2着、続く多摩川OPでも2着と、川崎コースは好成績だ。過去10年で川崎マイラーズは「先行馬」が【4-3-4-9】と好成績で、前目から競馬ができてコーナリングも上手いこの馬の強みが活きてくるコースだ。
前走のブリリアントカップは4着に敗れたが、直線は外が伸びる馬場を内に閉じ込められながら、勝ち馬とはタイム差無しの4着まで伸びたのなら悲観する必要はないだろう。逃げ策をとった御神本騎手の騎乗もこれで負けたなら仕方なしと思わせてくれる騎乗ぶりで、コンビ継続で引き続き積極的な競馬が期待できそうだ。
また、結果的に少々距離も長かったように見えたので、マイルへの距離短縮も好材料だ。マイルだと今度はペース的に逃げ残せるかが不安だが、川崎のマイルは1コーナーまでの距離も十分あるため、ペースは比較的落ち着きやすいコースだ。川崎マイルなら残せる可能性は高い。
急コーナーに対応できるコーナリング力、左回り適性を考えればここは絡んでくる可能性大。おさえは必至の1頭であると踏んで、ここは有力視したい。