世代最強決定戦「日本ダービー(東京優駿)」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される有力馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。
ソールオリエンス(牡3、手塚貴久厩舎)
5/17(水)美浦・南W(良)6F80.8-5F66.5-4F52.0-3F37.5-1F11.1(一杯)
横山武史騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬ドゥラモンドを5馬身追走し、4コーナーで内から差を一気に詰めると、直線はラスト1F11秒1という末脚で差し切って1馬身先着しました。「折り合いに苦労した」と横山騎手が追い切り後にコメントしているように、序盤はやや行きたがる気を見せましたが、すぐに折り合いはついてしまいはしっかりと溜めた脚を使えることが出来ています。1週前の時計は前走の皐月賞でマークした時計と全く同じで、大きな上昇は見られませんが、引き続き力を出せる状態と見て良さそうです。
スキルヴィング(牡3、木村哲也厩舎)
5/17(水)美浦・南W(良)7F97.5-6F82.4-3F38.6-1F11.7(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬オクタヴィアヌスを1馬身半追走し、4コーナーで内から差を詰めると、直線は馬なりのまま余裕を持ちながらもラスト1F11秒7の脚を使って併入しました。放牧先から12日に帰厩したばかりですが、14日には坂路で4F55.3、16日には坂路2本目に4F66.5と順調に時計をマーク。1週前も追えばさらに弾けそうな気配で、上々の気配を見せています。
ファントムシーフ(牡3、西村真幸厩舎)
5/17(水)栗東・CW(良)6F81.0-5F65.6-4F50.7-3F35.9-1F11.0(馬なり)
武豊騎手を背に栗東CWでコースで3頭併せ。古馬オープンの僚馬ソリタリオと、同じく古馬オープンのタイセイドレフォンを先行させて最後方から追走。前半はリズムを重視して折り合いに専念すると、余力たっぷりで直線に入り、内からラスト1F11秒0という圧巻の時計で伸びて2頭を4馬身突き放して先着しました。楽な手応えのまま古馬オープン馬2頭を突き放す好内容の追い切りを消化。折り合いのバランスもとれて時計も十分に出ており、ここまで順調に調整できている印象です。