3歳スプリントの「葵S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ビッグシーザー(牡3、西園正都厩舎)
5/24(水)栗東・坂路(良)4F50.9-3F36.5-2F23.9-1F12.1(馬なり)
幸英明騎手を背に栗東坂路で単走。終始馬なりで軽めの内容でしたが、無理せず4F50秒9の好時計をマークしており、好調ぶりがうかがえます。1週前も幸騎手を背に坂路で追われ、4F50.1-1F11.9とこの日一番時計タイの好時計をマーク。完歩が大きくフットワークは力強く、目立つ動きと時計を見せてきています。ここまでの4連勝はいずれも圧倒的な走りで、目下絶好調というほかないでしょう。
タマモブラックタイ(牡3、角田晃一厩舎)
5/24(水)栗東・CW(良)6F82.1-5F66.8-4F51.9-3F37.1-1F11.6(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。前半は併せ馬の後ろで折り合いに専念し、4コーナーでは大きく外をまわってジワジワと差を詰めていき、直線半ばでもまだ我慢。ラスト1Fで追われると一気にはじけて11秒6の好時計をマークして1馬身先着しました。1週前はCWコースで併せ馬を行い、6F85.9-1F11.9をマークして1馬身半先着しました。先週・最終としまい重点に追われる内容で、先週にいたってはゴールまで手綱は抑えたままでした。ただ、G1NHKマイルCから中2週とタフなローテーションを考えればこの内容は十分で、先週・最終としまいは11秒台の脚は使えているので、力は出せる仕上がりと見て良いでしょう。
ルガル(牡3、杉山晴紀厩舎)
5/24(水)栗東・坂路(良)4F51.3-3F37.1-2F24.0-1F11.7(馬なり)
栗東坂路で単走。しまい重点に追われてラスト1Fは11秒7でまとめてゴール。全体時計は自己ベスト更新、ラスト1Fの11秒7も過去最速と好時計を楽にマークしてきました。前走は連闘で今回は中2週とハードなローテーションにもかからわずこの時計なら、疲れはないと見て良いでしょう。前走の橘Sは2着に5馬身差を付ける完勝で、持ち味である末脚が活きる馬場なら、直線一番の見せ場はこの馬が作ってくれるでしょう。