今月8日の金沢競馬の第2レースと、先月29日の第5レースにおいて不自然なオッズが確認されたことで、石川県競馬事業局の竹本重久局長は22日に、金沢競馬の騎手や調教師に不正の有無に関する聞き取り調査を始めた。
8日に行われた第2レースは、1着ギンガセブン(6番人気)、2着カフジリバー(4番人気)、3着エスシージン(9番人気)という結果。
確認された不自然なオッズは「三連複」と「三連単」の払戻金で、3連複が59,410円、3連単が46,600円という結果となっている。通常、的中の難易度が高くなるほどオッズが高くなる馬券において、三連単の配当が三連複の配当よりも高くなるということはほとんどないが、同レースでは三連単が三連複の払戻金を1万円以上も下回る結果となっている。
先月29日に行われた第5レースは、1着サンキューゴッド(1番人気)、2着アトムフェニックス(6番人気)、3着ワビチャ(4番人気)という結果。
確認された不自然なオッズは「三連複」と「三連単」の払戻金で、三連複の配当が470円で2番人気で買われており、三連単は1,880円で6番人気で買われている。こちらも一部の組み合わせに掛け金が集まる不自然な人気となっている。
講談社から発行されている週刊誌の「週刊現代」で八百長疑惑を記事として取り上げられたことや、インターネットの某巨大掲示板「2ちゃんねる」でも八百長ではないかと騒がれたことなどが原因で、今回の聞き取り調査に至ったとされている。